口撃に悶絶!レアな笑顔に萌える!欅坂46・平手友梨奈が天才小説家をクールに好演
欅坂46の絶対的センターとして活躍する平手友梨奈が、映画初出演で堂々たるセンター=主演を務めた『響 -HIBIKI-』(9月14日公開)。その立ち振る舞いを予告映像で観た人も多いと思うが、彼女が演じるヒロイン・鮎喰響(あくい・ひびき)の歯に衣着せぬ物言いがなんともカッコいいのだ。
筋を通すためなら口論・トラブル上等!
平手演じる響は、小説を読むのも書くのも好きな15歳の女子高生。彼女が文芸誌「木蓮」の新人賞に自著「お伽の庭」を投稿したことから物語は始まる。「お伽の庭」を読んだ人々は皆その才能を認めるが、決して自分を曲げない響は高校の仲間、さらに周囲の大人を相手に次々とトラブルを起こしていく…。
そんな響から的を得た言葉の数々が発せられると、思わず相手は怯んでしまう。新人賞を同時受賞した田中(柳楽優弥)に挑発された彼女がパイプ椅子を振りかざした挙句「つまらないって言うのは構わない。でも、ちゃんと読んで判断しなさい。そうじゃないと卑怯よ」と言い放つシーンは圧巻で、田中のその後の言動に変化が現れるさまも痛快だ。
一方、文芸部の先輩・凛夏(アヤカ・ウィルソン)に「親の七光りで小説家デビューした」と悪態をつく芥川賞作家・鬼島(北村有起哉)に蹴りを入れた際、響は担当編集・花井(北川景子)に、友達がいじめられたからと理由を語る。響は決して自分を貫くためだけにトラブルを引き起こすわけではないのだ。
平手自身に通ずる、ギャップ萌えな笑顔も魅力
原作者の柳本光晴は「実写化するなら、主演は平手さんしかいないと思いました」と語っている。これは彼女の欅坂46でのパフォーマンスを知る人なら、きっと同意できるはず。グループ最年少ながら平手はストイックに歌やダンスに励み、欅坂46のクールなイメージ作りに寄与している。彼女がファンに見せてきた姿と自分を曲げない響には重なる部分が多く、だからこそ響の言葉にもリアリティが生まれる。
また、普段はクールな平手がライブやバラエティ番組で時折みせる“素”の笑顔に愛おしさを覚えるファンも多いと思うが、それは響も同じ。文芸部の仲間たちと動物園に出かけ、アルパカを前に笑顔を見せ、憧れの作家を前に「握手してください」と目をキラキラさせる普通の女子高生ぶりにホッとする。そんなギャップに萌える人も少なくないはず。
劇中、海水浴で砂山に埋まる姿、新人賞受賞式でのゴスロリ衣装などキュートな姿も存分に披露。クールなだけでない、“女優”として覚醒した平手友梨奈に、欅坂46を初めて見た時のような衝撃を受けるだろう。
文/トライワークス