エプロン姿の有村架純、一発屋芸人・ヒロシの切実すぎる“後悔”に思わず失笑!?

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エプロン姿の有村架純、一発屋芸人・ヒロシの切実すぎる“後悔”に思わず失笑!?

本屋大賞2017にノミネートされた川口俊和のベストセラー小説を「夜行観覧車」や「リバース」の監督・脚本家が映画化した『コーヒーが冷めないうちに』(9月21日公開)。この公開を記念して「【後悔】を公開イベントin喫茶『アリムラアリムラ』」が13日、スペースFS汐留にて開催、主演を務めた有村架純が劇中さながらのエプロン姿で登場した。

本作は、店内のとある席に座ると望んだ通りの時間に戻ることができるという喫茶店「フニクリフニクラ」を舞台にした感動のヒューマンドラマ。過去に戻れるという不思議な噂を聞きつけ、様々な後悔を抱えた客が訪れる。しかし、そこにはいくつかの面倒くさいルールがあった…。

劇中で叔父と一緒に店を切り盛りする時田数を演じた有村は、自身の名前をもじった店名が刺繍されたエプロンの胸元を指差しながら「『フニクリフニクラ』と書いてあるところに『アリムラアリムラ』。自分で言うのが恥ずかしい…」とはにかみ「まんまやないかっ!」と自らツッコミを入れる。そして本作の公開が近付いてきたことに「撮影が3月から4月にかけてだったので、本当に最近。昨日のことのように思い出します」と述懐。

そんな有村の「開店!」の掛け声にあわせ、壇上には本作の原作が舞台化された際に使用されたイスと机が運び込まれ“喫茶「アリムラアリムラ」”がオープン。有村は来場者から寄せられた様々な後悔に“店主”として向き合いながら親身にアドバイスしていく。

すると閉店間際に駆け込むように、サプライズゲストとしてお笑い芸人のヒロシが登場。おなじみの音楽にあわせてネタを披露するヒロシに困惑しながらも爆笑をこらえきれないでいた有村は「テレビで拝見してましたよ」としっかり“過去形”で声をかける。さらに「びっくりしました」と笑顔を見せる有村に、ヒロシは「僕が登場したことより、僕が生きてることにびっくりしてませんか?」と自虐。

実はサプライズとして登壇する前に、スタッフに扮して椅子を運んでいたというヒロシ。会場で気が付いた人が1人いたことに顔をほころばせるものの、肝心の有村は「気付かなかった…」と小さくつぶやく。そして「100個くらい後悔していることがあります」と相談を持ちかけたヒロシは「一番後悔していることは、芸人になったこと」と切実すぎる後悔を明かした。

失笑する有村だったが「まだ46歳ですから、やりたいことがあったら全然始められるじゃないですか」と、やんわりと転職を勧め、会場の笑いを誘った。

そんな有村自身も後悔しているエピソードとして、過去に受けたオーディションで号泣して帰ってしまったことを明かす。「その時食らいついて頑張ればよかったなと後悔しています」と語る有村に、ヒロシは真面目な面持ちで「その時があったから今の有村さんがあるんじゃないですか?」とコメント。すると有村は「過去があるから今があるんですね!そう考えると、それも大切な時間ですね」と満面の笑みを浮かべた。

取材・文/久保田 和馬

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