ハル・ベリー、格闘家を演じる主演作で長編監督デビュー

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ハル・ベリー、格闘家を演じる主演作で長編監督デビュー

ハル・ベリーが新作映画『Bruised(原題)』で長編監督としてデビューを果たすと、米Deadlineが報じた。本作は格闘技を題材にした作品で、ハルは主演も務める。

物語は、女性格闘家の“ジャスティス”ことジャッキー(ハル・ベリー)が、破れた試合の汚名返上と、一度は見捨てた息子のために母親として奮起する姿を描く。脚本は、女性ライターのミシェル・ローゼンファーブが執筆する。

現在ハルは『ジョン・ウィック』(14)の第3作目となる『John Wick 3: Parabellum(原題)』の撮影中。実は、『Bruised』は「ジョン・ウィック」シリーズなどを手掛けてきたエリカ・リー(製作総指揮)やサンダー・ロード・ピクチャーズのベイジル・イヴァニク(プロデューサー)らが製作を担う。

格闘やアクション・シーンの振り付けも「ジョン・ウィック」シリーズのチームが手がけるのだそうで、ハルにとって以前から馴染みのあるスタッフとともに挑む本作の撮影は、来年3月に開始される。

ハルは『チョコレート』(01)で、アフリカ系アメリカ人として初めてアカデミー賞主演女優賞を受賞した演技派だが、『007 ダイ・アナザー・デイ』(02)や『キャットウーマン』(04)、「X-MEN」シリーズなどのアクション作品でも知られる。特に最近、自身のインスタグラムでボクシングの特訓をしている様子を載せており、『John Wick 3: Parabellum』や『Bruised』のためにトレーニングに励んでいるようだ。また、ハルは『白と黒のナイフ』(85)のリメイク版映画にも出演することが決まっている。

ハルは主演映画の『チェイサー』(17) や、真田広之と共演したドラマ「エクスタント」のプロデューサーも務めており、近年積極的に制作者として活動の幅を広げていた。女性の活躍が勢いを見せるハリウッドで、自らメガホンを握る事を決意したハル・ベリーの、監督としての活躍にも期待したい。

LA在住/小池かおる

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