ジャッキーとウィル・スミス夫妻が来日会見でキス談義
ジャッキー・チェンが最新作『ベスト・キッド』(8月14日公開)で、ウィル・スミスの愛息で俳優のジェイデン・スミスと共演。8月5日にザ・リッツカールトン東京で来日記者会見が行われ、ジャッキーとジェイデン、そしてプロデューサーを務めたウィル・スミスとジェイダ・ピンケット・スミス夫妻がそろって登壇、ユーモアたっぷりのトークを繰り広げた。
本作は、転校先でいじめられていた男の子が、運命的に出会った師匠との交流を通じて自分の道を切り開いていく『ベスト・キッド』(84)のリメイク版。本作では舞台を中国に移し、ジャッキーとジェイデンが師弟愛の絆を見せる。
本作ですっかり意気投合したジャッキーとジェイデン、そしてウィル夫妻。ジャッキーは「ウィルも武術に長けているから、今回全員チームとなって、いろんなアイデアを出し合って、特別な作品になった」と語った。ウィルも「ジャッキーがいてくれたことで、リアルな作品になったよ」と上機嫌で語り、ジェイダも「ジャッキーの仕事ぶりをこの目で見られて、しかも息子と現場で共演しているなんて! 本当に素晴らしい体験ができました」と満足気にコメント。
ジェイデンは、プロデューサーとしての両親と仕事をした感想についてこう語った。「家族が現場にいるのは良かったけど、時々『宿題やった?』とか言われるので、時々いやだった」。また『幸せのちから』(06)で父ウィルと親子共演したこともある彼は、「ジャッキーはトレーニングをさせるし、お父さんもいろんなことをやらせるから、両者ともやりづらかったです」と答え、会場を大いに笑わせた。
その後、話題は本作でのジェイデンのキスシーンへ。現場ではジェイダが「口を開けないで」と息子にキス指導をしたとか。するとウィルが「本当に? じゃあ、ここでやってみよう」と、いきなりジェイダとキスのデモンストレーションを開始し、会場は大爆笑。ごちそうさまです! ウィルが「スクリーンで大きい口を開けてキスすると、クジラのように相手を飲み込もうとしてるみたいに見える。これからも注意して」とジェイデンに言うと、彼は「サンクス」と答えた。ちなみにジャッキーも現場でキス指導をしたようだ(!?)
ジャッキーはジェイデンをこう賞賛する。「彼のような才能あふれる俳優は稀だ。是非とも訓練を続けてほしい。なんなら中国へ残ってくれてもいい。中国に残る場合は、僕が養子にするから。いや、それか僕を養子にして。『僕は、ジャッキー・スミスで〜す』」と、おちゃめに語った。
ジャッキーから、「将来は、ウィル・スミスとジャッキー・チェンを足したようなスターになるに違いない」とお墨付きをもらったジェイデン。クライマックスのカンフー大会の決勝戦では、ジェイデンが不屈のファイティング・スピリットを見せ、アドレナリンが噴出! まさに『ALI アリ』(01)で極限まで役作りをして戦い抜いた父ウィルの気迫を彷彿とさせる。『ベスト・キッド』は8月7日(土)・8日(日)と先行ロードショーされるので、一足早く観たい人は是非今週末に劇場へ足を運んでほしい!【Movie Walker/山崎伸子】