アイドルばりの黄色い声援を浴びた草刈正雄が“元気いっぱい”にラジオ体操!
定年退職後のシニアの姿を描いた『体操しようよ』(11月9日公開)の完成披露舞台挨拶が、9月27日に有楽町朝日ホールにて開催。主演の草刈正雄をはじめ、一人娘役の木村文乃、きたろう、渡辺大知(黒猫チェルシー)、和久井映見のキャスト陣に加えて、本作の監督を務めた菊地健雄が登壇した。
舞台に登場すると、客席からはアイドルばりの黄色い声援が上がり、衰えない人気ぶりを感じさせた草刈。この人気に、きたろうは「(僕には)歓声がないなあ」と前フリしつつ「草刈さんがいると外国映画みたいなんですよ」と抜群のビジュアルを絶賛。また渡辺も「たたずまいがとにかく素敵なんです」とこれに乗っかり、褒められっぱなしの草刈はタジタジといった様子だった。
本作は、60歳で会社を定年になり、娘に“親離れ”宣言をされてしまったシングルファーザーの主人公・佐野道太郎が、初めての家事やラジオ体操会を通じての地域デビューに奮闘するストーリー。ラジオ体操シーンでの思い出について聞かれた草刈は「5月だったんで寒かったり暑かったりしたんですけど、現場が明るいから楽しめましたね。(体操を覚えるのは)地獄のような日々…。嘘だよ!」と茶目っ気たっぷりに回答。きたろうも「意外と簡単じゃなくてさ、一生懸命やると、足腰が痛くなるんだよ」とおじさんトーク全開で、会場に多く訪れたシニアたちを笑わせていた。
また体操シーンについて木村が「監督が『晴天で撮りたい』って熱望していたんですけど、台風の影響で天気が全然良くならなくて、監督がどんどん(自信なさげに)小さくなっていって、最終的に風邪まで引いてしまって…。でも逆に『絶対に晴天で撮ろう』って一致団結しましたね」と裏側を明かしても、草刈は現場での監督の振る舞いを茶化して、会場の笑いをさらっていた。
イベントの最後には登壇者全員でラジオ体操を披露。「今日からまたラジオ体操を始めようと思います。皆さんもこの作品を観たあとはそうなると思いますので、よろしくお願します」と締め、和やかな雰囲気でイベントは幕を閉じた。
取材・文/トライワークス