“DTC”が美少女子役にノックアウト!?「ナチュラル上目使いってキュンとします」
累計興行収入60億円を突破した人気シリーズ「HiGH&LOW」のスピンオフでありながら、アクションなしのハートウォーミング青春ドラマ『DTC −湯けむり純情篇− from HiGH&LOW』(公開中)の公開記念舞台挨拶が29日、丸の内ピカデリーにて開催。山王連合会の“DTC”を演じた山下健二郎と佐藤寛太、佐藤大樹を筆頭にしたキャスト・監督総勢16名が登壇した。
刺激的な日々を駆け抜けて疲れ切ったダン、テッツ、チハルの“DTC”3人が行く先も決めずにバイク旅へと出発する本作。3人は温泉街の旅館で、女手ひとつで娘を育てる若女将のマリと出会う。彼女が娘を気遣って、番頭の宮崎との再婚に踏み切れないでいることを知った3人は、仲間の縦笛兄弟やかつて闘いあったSMGや達磨ベイビーズの協力を得て、ある作戦を実行することに。
登壇したのはDTCの3名に、マリを演じた笛木優子、マリの娘メグミを演じた新井美羽。縦笛兄弟を演じた八木将康と天野浩成。SMGの廣瀬智紀、西村一輝、西川俊介。達磨ベイビーズの水野勝、田中俊介、守谷光治、井澤勇貴。そしてシリーズ全作でナレーションを務め、本作でオーナー役として初出演を果たした立木文彦と、これまでシリーズの脚本をすべて担当してきた平沼紀久監督。
念願のスピンオフが公開されたいまの心境を訊かれた山下は「この気持ちは寛太がバシッと決めてくれます!頼んだ!」といきなりの無茶振り。振られた佐藤寛太は「今日、公開して初めて公の場に立たせてもらえました。最高です!」と内容の薄いコメントで笑いを誘うと、佐藤大樹は「寛太らしくていいですね」と苦笑。息のあったチームワークを見せつけ会場を沸かせた。
そして山下が3人を代表して「ラジオドラマから始まって、そこからドラマになって、いつか映画になれたらいいですねとノリさん(平沼監督)と話していた。それが言霊となって、こうして映画の形になったのは僕ら3人としてもノリさんとしても心からうれしく思っています」と真面目にコメント。劇中では可愛らしい魅力を見せてくれる3人だが、山下は「でも一番可愛かったのは美羽ちゃんかな。たまらんですわ」とデレデレ。
そんな新井からクライマックスシーンのダンスが「かっこよかった」と言われると3人は声を揃えて「ありがとう〜」と顔をほころばせる。撮影中にはDTCの3人から勉強を教えてもらったり、一緒に遊んでもらったという新井。「いっぱいお話ししてくれて、みんなおもしろかった」と振り返ると佐藤寛太も「ナチュラル上目使いってキュンとしますね」とすっかりメロメロに。
さらに新井から山下に、撮影中の思い出や感謝が綴られたメッセージが読み上げられる。「健二郎また遊んでね!大好き!」と締めくくられたメッセージに完全にノックアウトされた山下は「危なかった…泣きそうやった」と目頭を押さえ、一方で佐藤寛太&佐藤大樹は「僕らには…」と羨ましそうな表情を浮かべていた。
取材・文/久保田 和馬