内田裕也、妻・樹木希林を亡くし「元気がない」と告白も“ロック魂”でイベント登壇
ロックシンガーの内田裕也が10月9日にスペースFS汐留で開催された映画『アンクル・ドリュー』(11月9日公開)のジャパンプレミア試写会に出席。9月15日に妻で女優の樹木希林を亡くしてから、初のイベント登壇となった内田だが「家族に不幸もありまして、ちょっと元気がないように思いますけれど。こういう時こそ『この映画のプロモーションに必ず出ます』と約束したもので。ちゃんと出演するのがロックンロール魂だと思ってやって来ました」と喪失感を明かしつつ、ロック魂を支えにイベントに登壇した。
特殊メイクでおじいさんに扮したNBA選手のカイリー・アービングが、若いストリートボーラーに挑んで超人プレイを連発するCMを青春コメディ映画として生まれ変わらせた本作。主人公のアンクル・ドリューを、CMに引き続きカイリーが演じる。
この日は、劇中で何歳になっても熱い思いを胸に仲間と立ち上がるおじいさん=アンクル・ドリューの姿に共鳴した内田が、胸に“69”の番号が入ったバスケのユニフォームに身を包んで登場。屈強な外国人男性に車椅子を引かれて内田がステージに現れると、会場からは大きな拍手が上がった。
内田は「孫が3人おりまして。一番上の孫は、バスケットボールのチームで頑張ってやっています」とバスケとの縁に触れ、「まだ実力は大したことがないと思いますが、身長が2メートルを超して、ルックスも本木雅弘で、内田裕也の血を引いたもので。やたらスタイルもよくて。バスケットはルックスだけではないですが、花形プレイヤーになる環境は整っている。必ずやいままでにないスターになってくれると確信しております」と孫の活躍に大きな期待を寄せていた。
映画については「全編ロックンロール。躍動感があふれている。ぜひ観てやってください。おもしろいかどうか、俺が保証します」と太鼓判を押した内田。「俺がしゃべってもあれなんで、早く観てもらおう」と司会を急かすひと幕もあり、これには会場も大爆笑。「俺がハンパない映画だよと思ったので、ぜひ最後まで楽しんでやってください。よろしく」と猛プッシュしていた。
取材・文/成田 おり枝