ディズニー版「くるみ割り人形」の吹替えキャストが決定!小芝風花がクララ役に
チャイコフスキーの作曲した音楽で有名なバレエ作品や、多くの舞台劇や映画で語り継がれてきた不朽の物語「くるみ割り人形」を、『シンデレラ』(15)や『美女と野獣』(17)のディズニーが実写映画化した『くるみ割り人形と秘密の王国』が11月30日(金)から公開。このたび本作の日本語吹替版の声優が明らかになった。
愛する母を亡くし、寂しさから心を閉ざしてしまう14歳の少女・クララの声を担当するのは本作で声優初挑戦となる小芝風花。実写版『魔女の宅急便』(14)で主人公キキ役を演じて映画デビューを果たした小芝は、その年のブルーリボン賞新人賞や日本映画批評家大賞新人女優賞を受賞。その後、16年にはNHKの連続テレビ小説「あさが来た」で主人公あさの長女・千代役を演じ注目を集めた。
可憐な姿の中に持つ凛とした佇まいが、クララのイメージにぴったりとのことで大役に抜擢された小芝。「最初はとにかくびっくりしました。ディズニーというだけでも嬉しいのに、小さい頃から知っていてすごく好きな『くるみ割り人形』で声をやらせてもらえるというのは本当に嬉しかったです」と喜びをあらわにし「気負わず頑張ろうと思っていたんですが、やっぱり緊張しました」と、声優初挑戦の感想を語った。
また、キーラ・ナイトレイが演じる“お菓子の国”の統治者シュガー・プラム役を、数多くのアニメ作品やハリウッド大作、海外ドラマの吹替えなどで圧倒的な実力を発揮しつづける坂本真綾が、そしてクララを壮大な冒険へといざなう“くるみ割り人形”のフィリップ役を不動の人気を誇る小野賢章が担当。
坂本は「キーラ・ナイトレイさんが今まで見たことがないほどにエキセントリックな役作りをしていて、その新鮮な魅力に惹き込まれました」と明かし「この役を楽しんで演じているのが伝わってきて、私も思い切り楽しみながら収録に臨むことができました」とコメント。また物語の重要な役割を担う小野は「フィリップの感情の変化に注目していただきたいです!」と述べた。
着実にスターへの階段をのぼる若手女優と、声優界を牽引する2人の超人気声優が、本作をどのように彩ってくれるのか期待はふくらむばかり。圧倒的スケールで描き出される絢爛豪華な映像世界を、彼らの声とともにじっくりと堪能していただきたい。
文/久保田 和馬