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リメイク版『サスペリア』監督、ボブ・ディランの名盤を映画化!

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リメイク版『サスペリア』監督、ボブ・ディランの名盤を映画化!

『君の名前で僕を呼んで』(17)や、11月2日(金)に全米公開予定のリメイク版『サスペリア(原題)』(日本19年1月公開予定)の監督として知られるルカ・グァダニーノが、ボブ・ディランが75年に発表した名盤「血の轍」(洋題 Blood on the Tracks)を基にした映画の製作に取り組んでいると、ザ・ニューヨーカーが伝えた。

「血の轍」の映像化権は、ブラジルの制作会社RT Featuresのプロデューサー、ロドリゴ・テイシェイラが12年に取得。それから映画化のアイディアを長年懐で暖めていたそうだが、『君の名前で僕を呼んで』でコラボレートしたグァダニーノ監督の才能を確信したテイシェイラが、監督に映画化を依頼したのだそうだ。本作の脚本は、『フィッシャー・キング』(91)や『マディソン郡の橋』(95)を手がけたベテランのリチャード・ラグラヴェネーズが手がける。

「血の轍」はディランの15枚目のスタジオ・アルバムで、彼の70年代の傑作とも言われる。同アルバムにはディランの60年代の恋人、スーズ・ロトロとの関係を歌った「運命のひとひねり」や「愚かな風」、「嵐からの隠れ場所」などの名曲が収録されている。

映画の内容は明かされていないが、70年代を舞台に、アルバムが描いたテーマを複数年にわたる登場人物達の物語を通して描くのだそうだ。

ノーベル文学賞を受賞し、いまでも聴く者の心を動かす吟遊詩人ボブ・ディランの世界観を、グァダニーノが映像でどのように描くのかに注目したい。

LA在住/小池かおる

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