「自分で考えて、決意する」大河初出演の城桧吏が西郷菊次郎の“覚悟”に感服!
歴史の授業で「たくさん手を挙げられると思う」
12歳といえば小学校でも歴史を学ぶ歳。学校の授業について城は「実は、歴史はあんまり…」と苦笑いを浮かべる。しかし、「先生が縄文時代とか弥生時代の人たちの絵を描いてくれるので、それがおもしろかったです。『西郷どん』の時代はまだ授業でやっていないですが、菊次郎のことが大好きになったし、たくさん手を挙げられると思います」と、大河出演が歴史を好きになる(?)きっかけにもなったよう。一方で、多くの人が命を落とした時代背景にも触れ、じっくり考えながら「身近な人が死んでいくのは辛いです」と寂しそうな表情も見せた。
撮影現場では子役のほとんどが城よりも年下。「僕は年齢より子どもっぽいので、気にせず一緒に遊んでいました(笑)」と冗談を飛ばしながらも、「セッティングで重いセットを移動している時は『危ないからこっちにおいで~』と言って誘導しました」とも続け、弟を持つ兄らしい一面も教えてくれた。その弟とは、「戦いごっこをしたり、僕が演じた役のマネをしてきたり、おもしろい奴です」と仲良しな微笑ましいエピソードも。
日々大きくなる周囲の期待に対しては「すごくプレッシャーでもあるし、うれしいことでもあります。大きな作品に出させてもらったのだから、これからも頑張ろうと思います!」と気を引き締める。今後、挑戦したい役については「ヒーロー系の作品が好きなので、アクションとかやりたいです!」とも答えてくれた。
第39回ではセリフがほとんどない中、故郷や実母のもとを離れる不安な気持ちや、鹿児島での暮らしに対する戸惑いを表情や仕草で表現した城。今後、菊次郎が父の背中に何を思い、どのように将来の決断をするのか?その瞬間、瞬間を見守っていきたい。
取材・文/トライワークス
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