第31回東京国際映画祭が閉幕、松岡茉優「さみしい」透け感レースドレスで登場

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第31回東京国際映画祭が閉幕、松岡茉優「さみしい」透け感レースドレスで登場

第31回東京国際映画祭が11月3日に閉幕。クロージング上映イベントが東京国際フォーラムで開催され、同映画祭のアンバサダーを務めた女優・松岡茉優が感動の10日間を振り返った。

コンペティション最高賞にあたる東京グランプリには、最優秀脚本賞とのダブル受賞となったフランス映画『アマンダ(原題)』が輝いた第31回東京国際映画祭。10月25日に開幕し、各国から話題作が集うだけでなく、ゲストも来場して映画について観客とセッションを交わすなど盛り上がりを見せたが、透け感のあるレースドレスで登場した松岡も「大好きな映画祭なので、終わってしまうのがさみしい」と吐露。

今年の観客賞は、阪本順治監督×稲垣吾郎主演の『半世界』にもたらされた。松岡の主演作『勝手にふるえてろ』(17)も昨年の同映画祭で観客賞を受賞しており、松岡は「賞をいただいたことで、いろいろなメディアの方に取材していただいたおかげで、『勝手にふるえてろ』はロングランヒットとなりました!」と観客賞を受賞したことでの影響について語っていた。

また、昨年は観客賞だけでなく、“宝石の原石”のような輝きを放つ若手俳優に贈られる賞、東京ジェムストーン賞も受賞した松岡。今年、日本から俳優の村上虹郎と木竜麻生が受賞したことに触れ、「男女関係なく、これからの原石に贈られる賞なんだなと改めて実感しました。私もいただいた身として、賞をもっと華やかなものにするためにがんばっていきたい」と宣言。「この10日間、アンバサダーを務めさせていただきながら、新作『蜜蜂と遠雷』を撮っていました。現場では『この映画も東京国際映画祭に来られる作品にしようね』とみんなでがんばっております」と映画祭の存在が励みにもなっているという。

監督3作目となるコンペティション作品『ホワイト・クロウ』を引っさげて来日した名優、レイフ・ファインズとも対面を果たした。松岡は「一生懸命、控え室で英語を勉強しまして。『会えてうれしい』とか『あなたの映画を楽しみにしています』『寒くないですか?』と5行くらい(笑)」と少しでも会話できるようにと準備していったそうだが、「そうしたら『万引き家族』を観たよ、すばらしかったよと言ってくださった。是枝(裕和)監督にもメールしまして、監督も大変喜んでいました」と貴重な経験の数々をあげながら、晴れやかな笑顔を見せていた。

取材・文/成田 おり枝

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