全貌が見えてきた!?『ラ・ラ・ランド』コンビが放つ『ファースト・マン』最新予告がお目見え
『ラ・ラ・ランド』(16)で第89回アカデミー賞監督賞を受賞したデイミアン・チャゼル監督が、再びライアン・ゴズリングとタッグを組み、ふたたびアカデミー賞を席巻することに大きな期待が寄せられている『ファースト・マン』が2019年2月8日(金)から日本で公開される。このたび本作の最新予告映像とポスタービジュアルが完成した。
本作はジェイムズ・R・ハンセンが手掛けた伝記小説を基に、アポロ11号の船長として人類初の月面着陸を成し遂げた宇宙飛行士ニール・アームストロングの人生を描きだす。アームストロング役をライアンが演じ、その妻ジャネットを「ザ・クラウン」でゴールデン・グローブ賞に輝いたクレア・フォイが演じている。
このたび到着した予告映像は、アームストロングが月へ行くという前人未到の任務を託されるところから幕を開ける。NASAのプロジェクトチームの生死をかけた訓練と、アームストロングと家族との間に走る緊張。そして、ついに飛び立つアポロ11号の姿と、宇宙空間で直面する絶体絶命のアクシデントが描き出されていく。予告の段階からすでに圧倒的な臨場感を感じること間違いなしだ!
チャゼル監督は「当時の月面着陸計画は正気の沙汰とは思えないほど無謀で、とにかく驚いた。彼らは何度も失敗を繰り返し、多大な犠牲を払っていたんだ」と本作を手がける上で知った衝撃の事実に驚きを隠しきれない様子で語る。そして「何が彼らを暗黒の宇宙へと駆り立て、彼らがどんな体験をしたのか。その時の鼓動や呼吸までをも完全に理解したいと思いながらこの映画を作った」と熱いこだわりを明かした。
そのこだわりの通り、チャゼル監督作品としては初めてとなるIMAXフィルムでの撮影を取り入れるなど、これまでにない圧倒的なスケールでリアルに、そしてドラマティックに描き出されていく本作。その驚異の映像体験と濃密なストーリーに期待はふくらむばかりだ。
文/久保田 和馬