真野恵里菜、思わずうれし泣き!待ちに待った主演映画『青の帰り道』が完成

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真野恵里菜、思わずうれし泣き!待ちに待った主演映画『青の帰り道』が完成

『坂道のアポロン』(18)や『BLEACH/ブリーチ』(18)など、今年相次いで話題作に出演している真野恵里菜が主演を務める『青の帰り道』(12月7日公開)の完成披露上映会が13日に新宿バルト9で開催され、真野を筆頭に、清水くるみ、横浜流星、秋月三佳、冨田佳輔、藤井道人監督が舞台挨拶に登壇。撮影中断などの紆余曲折を経てついに完成した主演作に、真野がこらえきれずに涙を浮かべる一幕もあった。

本作は群馬県前橋市と東京を舞台にした7人の若者の青春群像劇。高校卒業を機に歌手を夢見て上京するカナをはじめ、家族とそりが合わないとの理由で地元を離れる者や受験に失敗し地元で浪人暮らしをする者、できちゃった婚で結婚を決める者など、別々の道を歩み始めた7人。それから数年の時を経て、大人へと成長した彼らは、それぞれの想いを胸に懐かしい場所へと戻ってくる。

主人公カナを演じた真野は、登壇者たちの冒頭の挨拶と、この日仕事の関係で欠席した森永悠希と戸塚純貴からのビデオレターを終えると、感極まってしまう。そして「演じている時にはそんなに重要だと思っていなかったんですけど、過去には戻れないんだなとすごく痛感する作品。自分たちと重なるような苦しい現実を描いているので、良くも悪くもびっくりしてもらえると思います」と劇中で描写されていくリアルな青春模様について熱弁をふるう。

さらに「なんの変哲もない7人が青春を過ごして、大人になったり挫折したり、やりたことが見つからなかったり。きっと共感してもらったり、考えることができる映画になっている。みんなが明日を過ごすためのヒントをもらえると思います」と、共感するポイントが随所に織り込まれている本作の魅力を語り、それには共演陣も激しく同意し、それぞれが作品の共感ポイントについて語っていった。

また、作品の内容にちなみ“自分が自分でいられる場所”を訊ねられた真野は「17歳で地元を離れて一人暮らしをしてきて、こないだ実家に帰ったときに地元の駅を降りた瞬間に、いままで感じたことのなかった地元の匂いを感じました」と明かす。そして「東京にはない空気感でホッとするなあって思って、変わんないな地元って、私も変わらないなあ、って感じました」と、アイドルから女優へと駆け抜けてきた自身のキャリアをにこやかに振り返る。

最後にキャストを代表してマイクをとった真野。「本当にやっと完成してみなさんに観ていただける。ここからは、この映画が大きくなるにはみなさんの力が本当に必要です」と観客に呼びかけると「感想を楽しみにしています。この映画を観たあと、私たちに感想を教えてください」と満面の笑顔で舞台挨拶を締めくくった。

取材・文/久保田 和馬

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