ヴェネチア国際映画祭オープニング上映『ブラック・スワン』が世界中から大絶賛!
9月1日より開催されているヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門オープニング作品として上映された『ブラック・スワン』(ダーレン・アロノフスキー監督)が、世界中のメディアから大絶賛を受けている。
本作は、ニューヨーク・シティ・バレエ団のバレリーナであるニナ(ナタリー・ポートマン)が生活の全てを踊ることに捧げ、“白鳥の湖”のプリマをめぐり、ライバルであるリリー(ミラ・クニス)との争いを繰り広げるもの。“白鳥の湖”は、純粋で気品のある白鳥と、狡猾さと官能性を併せ持つ黒鳥の、両方を演じられなければならない。ニナは白鳥役にぴったりだが、リリーは黒鳥の化身のようだった。ふたりの若きバレリーナは敵対心から、ねじれた友情を発展させていく。そしてニナは自分を崩壊させかねない危険な方法で、自らのダークサイドを見出していくことになる。
海外メディアは本作についてこう評した。「どの映画祭でも力強いオープニング作品があるが、『ブラック・スワン』を超えるものはないだろう」(Daily Telegraph)。ロンドンの新聞各紙でも、ニナを演じたナタリー・ポートマンへの評価が高く、「ポートマンは驚異的だ」(TIMES)、「賞の総なめは間違いない」(Independent)。「ポートマンの演技を“情熱的”、この映画を“心を奪うような作品”」(DEADLINE HOLLYWOOD DAILY.COM)とも表現した。
また、プリマを争うバレリーナの精神的苦悩と二面性を見事に演じ切った主演のナタリー・ポートマンには、早くもアカデミー賞ノミネートの声も上がっており、前作『レスラー』(08)がヴェネチア映画祭で大好評を博したダーレン・アロノフスキー監督の最新作ということもあり、金獅子賞の下馬評も高まっている。全米公開を前に既に各国メディアが絶賛する『ブラック・スワン』(日本2011年春公開予定)の今後に目が離せない。【MovieWalker】