なんでも似合っちゃう!エル・ファニングの天使すぎる19世紀ファッション【写真14点】
美しいブルーの瞳に、透き通るような純白の肌、まっすぐに伸びたブロンドの髪を持ち“天使”とすら称されるエル・ファニング。愛嬌のあるルックスと抜群の存在感を武器に多くの個性的な監督からも重用されるなど、ひっぱりだこの彼女が、『メアリーの総て』(12月15日公開)では、ゴシックファッションに身を包み、キュートで美しい姿を披露している!
いまから200年ほど昔、19世紀のイギリスを舞台に、いまなお愛される名著「フランケンシュタイン」がどのようにして生まれたのか、その誕生の秘密に迫った本作。ファニングは、当時18歳で「フランケンシュタイン」を書き上げた、女流作家メアリー・シェリーを演じ、妻子のいる男性との情熱的な恋、借金の取り立て、わが子の死など、あの“怪物”が出来上がるにいたった波乱に満ちた半生を体現している。
本作で目を引くのが、上品で優雅なファッションの数々。19世紀という時代設定に合わせながらも、現代の人が見てもしっくりくるものというコンセプトのもと、カロリーヌ・クーネルが作り出したファッショナブルな衣装たちは、襟元や袖のフリルといった装飾で時代感を出しながらも、全体的にシンプルで、品の良さを感じさせる仕上がりとなっている。
そんな衣装をまとったファニングの姿はとにかくかわいらしい!後に駆け落ちすることになるパーシー(ダグラス・ブース)とメアリーが出会うシーンでは、胸元にリボンのあしらいがワンポイントで施された、軽やかで清楚な生成り色のカジュアルなドレスに身を包み、どこか幼さを帯びた彼女のルックスとの相性もピッタリ。また、よそ行きの服装ではキュートな姿から一変。大きなツバの帽子を被り、ブラウスとチェックのスカートというかっちりとしたファッションで、女性の強さを体現したような、エレガントな美しさを帯びている。
このような時代ものの衣装の下に、特注のコルセットをつけて撮影に臨んだファニング。そもそもコルセットに袖を通したことがなかったという彼女にとっては、本作の撮影は興味深かったようで「普段着でシーンの動きを確認して、コルセットを付けてセットに戻るとその動きが無理だったと気づくの。立ち振る舞いや姿勢が変わってきて、おもしろかった」とコメントしている。またメアリーが妊娠しているシーンでは、当時は妊婦でもお腹の上からコルセットをしていたことを知り、カルチャーショックを覚えたそう。
まだ子どもの面影を宿した純朴でキュートな姿から、美しい女性の姿まで様々な表情を見せているファニング。七変化する見事な彼女の演技と共に、その変化に一役買っているファッションにも注目してみてほしい!
文/トライワークス