エディ・レッドメイン&ジュード・ロウが共演の喜びを語る!「とてもスペシャルなものだった」

インタビュー

エディ・レッドメイン&ジュード・ロウが共演の喜びを語る!「とてもスペシャルなものだった」

11月23日に公開され国内映画動員ランキングで2週連続首位を獲得。早くも観客動員200万人を突破した『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(公開中)。前作に引き続き主人公のニュートを演じたエディ・レッドメインと、若き日のダンブルドアを演じたジュード・ロウの対談インタビューが到着。本作に込めた想いを語ってくれた。

エディ・レッドメインとジュード・ロウのインタビューを入手!
エディ・レッドメインとジュード・ロウのインタビューを入手! [c]2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights [c]J.K.R.

本作は『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(16)のラストに登場した“黒い魔法使い”グリンデルバルドを追って、ニュートと仲間たちがパリに渡り、人間界と魔法界を脅かすグリンデルバルドの計画を阻止するために立ち向かっていく物語。インタビュー中も和気あいあいとした雰囲気のエディとジュードだったが、意外にも現場ではほとんど会話をすることがなかったのだとか。

そんなジュードは「ハリー・ポッター魔法ワールド」シリーズを象徴する重要キャラクターであるダンブルドアを演じるにあたり「(デヴィッド・)イェーツ監督とJ.K.ローリングから『人生のまったく異なる部分でのダンブルドアを描きたい』と言われていたんだ」と明かし、その注文に応えるため、過去にダンブルドア役を演じてきたリチャード・ハリスやマイケル・ガンボンを「少しずつ取り入れている」という。

「すでに知られているダンブルドアは、様々な出来事を噛み締めながら生きている。このキャラクターの若いバージョンだからこそ、そういった部分をより表面に出すことができたのだと思う」と、自分なりのイメージで役に臨んだジュード。「人生のこの段階における彼は、他人の支配を受けない人物だと思いたい」と、ダンブルドアというキャラクターへの想いを語った。

シリーズを象徴するキャラクター、ダンブルドアの若き日を演じたジュード・ロウ
シリーズを象徴するキャラクター、ダンブルドアの若き日を演じたジュード・ロウ [c]2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights [c]J.K.R.

一方でニュートを演じたエディは「役者であることの中には、アスリートのような要素がある」と自身の持つ演技論を語る。「エモーショナルなシーンを演じなくてはならない時、うまくいく時もあれば、どうしてもできない時もあるんだ」と吐露するエディに、ジュードは「精神的にアスリートでなければならないということもあるね」と付け足す。

そして「この仕事をしていると普通の人以上に想像力を駆使することになる。独創的にやることが可能だと覚えておくことが必要で、現場に入ったあとにいろいろなことに挑戦して自分自身を解放することが大切なんだ」と俳優の先輩として丁寧にアドバイス。それにはエディも深く感銘を受けたようで、大きく頷いた。

エディの好きな魔法動物はピケットとニフラーの赤ちゃんだとか
エディの好きな魔法動物はピケットとニフラーの赤ちゃんだとか [c]2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights [c]J.K.R.

そんなジュードとの共演についてエディは「とてもスペシャルなものだった」と満面の笑みで振り返る。「昔からの付き合いだけど、彼の演技は本当に素晴らしいと思っている。共演できたことは本作で最も嬉しいことだった。僕がジュードに抱いているのと同じ敬意の念をニュートがダンブルドアに抱いているんだ」と熱い想いを口にすると、ジュードは思わず赤面。

いまや名実ともにイギリスを代表する俳優へと成長を遂げた2人。本作での共演シーンを観ると、その絆の深さと厚い信頼関係を感じることができるだろう。まだ本作を観ていない人はもちろん、すでに観ている人も、2人の共演シーンに注目しながら世界中を魅了する圧巻のファンタジー世界を堪能してほしい。

文/久保田 和馬

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