ナタリーに強力ライバル?ニコールが渾身の演技でオスカー有力か
ニコール・キッドマンが、『Rabbit Hole』の演技で来年のアカデミー賞主演女優賞レースの有力株に挙げられているとロサンゼルス・タイムズ紙が伝えている。この作品でニコールは、オスカーを獲った『めぐり合う時間たち』(02)以来、最高の演技を見せているという。
『Rabbit Hole』は自動車事故で4歳の息子を亡くした母親の心理的葛藤を描いた作品。自ら2歳児を持つニコールが渾身の演技でこの母親役を演じているという。ニコールはトロント映画祭の記者会見で、同作の撮影について「痛ましいものだった」と語っている。
一方、ヴェネチア国際映画祭で話題になった『ブラック・スワン』(日本2011年春公開予定)がトロント国際映画祭でも高く評価され、いよいよ来年のアカデミー賞主演女優賞候補と騒がれているナタリー・ポートマンは、「(アカデミー賞の可能性に関して)人々が語っているのはとても嬉しく思います。この映画の素晴らしいところは、人々が心の底から反応しているようだということ。私たちは人々と繋がるために作品を作るのだから、そのことが最高の賞です」と語っていると英テレグラフ紙が伝えている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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