『フォー・ウェディング』のキャスト、25年ぶりに続編で再共演!

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『フォー・ウェディング』のキャスト、25年ぶりに続編で再共演!

ヒュー・グラント主演で大ヒットしたロマンティック・コメディ『フォー・ウェディング』(94)。英国では繰り返しテレビ放映されて親しまれている作品だが、25年の歳月を経て、続編となる短編作品の制作が発表された。

新作のキャストもほぼオリジナルのままで、ヒュー・グラントはもちろんのこと、アンディ・マクドウェルにクリスティン・スコット・トーマス、ローワン・アトキンソンなど、懐かしのメンバーが返り咲くと報じられている。残念なことに、スカーレット役を演じたシャーロット・コールマンは、気管支喘息が原因で2001年に他界。また、劇中で“結婚式の最中に突然死”の衝撃的な役を演じたサイモン・キャロウも、新作には出演しないという。

この映画を機に、ヒュー・グラントは『ノッティングヒルの恋人』(99)や『ブリジット・ジョーンズの日記』(01)などのヒット作に次々と出演し、「ロマンティック・コメディの帝王」と呼ばれるまでになった。グラントの大出世作となった『フォー・ウェディング』だが、撮影期間は何とわずか6週間。予算も300万ポンド以下(4億2600万円)だったものの、全世界で2億4570ドル(278億8000万円)を稼ぎ出し、当時のイギリス映画の興行収入記録を塗り替えたのだから驚きだ。

続編が放映されるのは、慈善団体「コミック・リリーフ」によるTV企画「レッド・ノーズ・デイ」だ。BBCで隔年放送されている「レッド・ノーズ・デイ」は、ほぼ半日近くコメディ作品を連続放映し、番組を通じた募金活動で大きな成果を上げている。昨年は、映画『ラブ・アクチュアリー』(03)の続編として作られた「レッド・ノーズ・デイ・アクチュアリー」が大人気となり、これを受けて『フォー・ウェディング』の続編が作られる運びとなった。新作には特別ゲストも登場するとのことで、来年3月15日の英国放映が待たれるところだ。

UK在住/シャオ

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