個性派からダイナミックな最新設備まで！2018年～2019年新オープンの映画館情報まとめ

2018年も残りあとわずか。今年も数多くの魅力的な映画館が産声をあげた。そこで今回は、2018年を振り返りつつ、2019年にオープン予定のものまで、劇場情報をおさらいしたい。

オープンしたばかりのアップリンク吉祥寺は普通のシネコンとひと味違う！

“映画の宮殿”をイメージして3月にオープンしたTOHOシネマズ日比谷など、様々な劇場が開業した2018年。今月14日にオープンしたばかりのアップリンク吉祥寺は、「ミニシアターのシネコン」をコンセプトに、大作はもちろん、通常のシネコンではあまりかからないような良質なインディーズ作品も上映される、映画好きなら押さえておきたい劇場だ。

5スクリーン、全300席を備えており、それぞれ「ポップ」「レインボー」「レッド」「ウッド」「ストライプ」とシアターごとに異なるシートデザインは目にも楽しく、この劇場のために開発されたスピーカーを使用するなど実力も抜群だ。また生のコーラナッツやスパイスを使った人気のクラフトコーラ“伊良コーラ”など、コンセッションにも往来のシネコンとはひと味違うドリンクやフードのメニューがずらり。バウスシアターが閉館して4年、このアップリンクが新たに吉祥寺を象徴する映画館となることだろう。

池袋には、設備も規模も一級品のシネコンが誕生！

夏には沖縄で初めてIMAX、4DXが導入されるユナイテッド・シネマ浦添やTOHOシネマズ熊本(仮称)、秋にはシネマサンシャインららぽーと沼津(仮称)やユナイテッド・シネマ松戸と、2019年もシネコンが続々と誕生予定だ。

なかでも注目は、7月に池袋に開業予定のグランドシネマサンシャインだろう。東口のキュープラザ池袋にできるこのシネコンは、12スクリーン、約2500席という都内最大級。規模だけでなく設備も“グランド”で、目玉は、国内最大の18.9m×25.8m(高さ×幅)のスクリーンを備えた「IMAXレーザー/GTテクノロジー」シアターだ。最先端の4Kツインレーザープロジェクターと、12chサウンドにサブバスを加えた音響システムにより、最高の臨場感を味わえることだろう。また4DXやパリのオペラ座でも採用されている極上のシートなど、豪華な設備がてんこ盛りとなっている。池袋には、2020年の夏にTOHOシネマズ池袋(仮称)もオープン予定。現在もシネコンから名画座まで多くの劇場でにぎわっているが、さらにこれらの劇場により、映画の街となって盛り上がっていくことだろう。

また池袋以外に、都内で盛り上がりを見せることになりそうなのが立川だ。現在この街には、爆音上映で人気を集めている立川シネマシティのシネマワンとシネマツーの2館が存在するが、2019年5月にキノフィルムズの関連会社“kino cinema”が新たに映画館をオープン予定であることも明かされている。さらに、ららぽーと立川立飛の工事中の駐車場に映画館を建設を示す標識が立っており、こちらは2020年2月の工事完了を予定しているのだそうだ。

新宿のアニメ特化シアターがさらにリニューアル！

キネカ大森が創業以来初めてロビーをリニューアルするなど、新しく生まれ変わった劇場も多数。7月にアニメ専門の劇場にプレリニューアルした角川シネマ新宿は、ギャラリーにカフェ機能を加え、EJアニメシアター新宿という名前で12月22日(土)からグランドオープンする。

上映されている作品に関する展示やグッズ販売、イベントが開催されるカフェ/ギャラリーが併設され、キャラクターのラテアートやここでしか手に入らないコースターなどを楽しむことができ、アニメ好きにとってはたまらない場所となること間違いなし。映画館の数が最多の新宿だけに、こういった他とは違うシアターは人気を集めることだろう。

近頃は動画配信サービスなどでも映画が楽しめるけれど、周囲の喧騒から離れて映画の世界を堪能できるのは映画館ならでは。これらの劇場ができたら、ぜひ足を運んでみてもらいたい！

文/トライワークス