『タイタニック』の主人公ローズを演じたグロリア・スチュアート、100歳で逝く
アカデミー賞を総なめにしたジェームズ・キャメロン監督作の大ヒット作『タイタニック』(97)で、唯一の生存者である101歳のローズ役を演じたグロリア・スチュアートが、肺がんのためロスの自宅で亡くなったことを、ワシントン・ポスト紙が報じた。100歳だった。
101歳のローズが海に青いサファイアのペンダントを投げ捨てるシーンはあまりにも有名だが、当時グロリアは87歳。最年長でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされるという快挙を成し遂げたことでも話題になった。
グロリアはここ数年、肺がんと闘ってきたが、7月の100歳の誕生日にキャメロン監督がお祝いに駆けつけた際には、元気な姿を見せていた。この時、キャメロン監督が、タイタニック沈没100周年となる2012年4月に、3Dバージョンの『タイタニック』をリリースすることを発表。この時点で生存していればグロリアはローズと同じ101歳だったため、グロリアもその日を楽しみにしていたと言われている。
またつい先日、当時タイタニック号の2等航海士だったチャールズ・ライトーラーの孫のルイーズ・パッテンが、英デーリー・テレグラフに対し、タイタニック号の沈没が操縦ミスによるものだったことを明らかにした矢先の訃報となった。【NY在住/JUNKO】
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