杉山紀彰&下屋則子、キャストが語る「Fate」が楽しくて、愛される理由
ルート別の描写は、カメラを切り替えて観る感覚
――ルートによって違う運命を演じ分ける難しさはあるのでしょうか?
下屋「桜にカメラが向けられるか、そうでないかの違いなので、演じ分けは特にありません。時間軸は同じなので。ルートによって各ヒロインとの物語がある士郎はどうなんだろう…って私も気になります!」
杉山「人を救いたいという根底の部分は変わりません。選択肢によってその次の日の物語や出来事が変わっていく話なので、基本的に”何を考えているのかわからない”と評される衛宮士郎を自然体で演じています」
下屋「確かに。[HF]でも凛に対しての密かな想いを持っていますよね」
杉山「2番目のルートでは凛に憧れてちらちら見る士郎にカメラが向きますが、[HF]ではそんな士郎の様子を見る桜をカメラが捉えています。フォーカスの対象を変えると違った側面が見える。これは物語の魅力ですよね」
――カメラを切り替える感覚って新鮮ですよね。
杉山「初めて観るのと、人間関係を理解した後に観るのとでは全然印象が違うと思います。なので、ぜひ何度も観て「Fate」の世界観を味わっていただきたいです」
下屋「[HF]ですべてが明かされるので、第三章まで続く中でいろいろと理解していってもらえればうれしいです。ぜひ続けて観てください」
取材・文/タナカシノブ
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