初日17万人動員の大ヒット『大奥』で二宮、柴咲らが語る理想の男&女とは?

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初日17万人動員の大ヒット『大奥』で二宮、柴咲らが語る理想の男&女とは?

1人の女将軍に3000人の美しい男たちが仕えるという男女逆転の『大奥』(10月1日公開)が全国310館で封切られ、初日17万人動員の大ヒットスタートを切った。10月2日、丸の内ピカデリー1で、公開記念舞台挨拶が行われ、二宮和也、柴咲コウら豪華キャスト陣が登壇、映画にちなんでの理想の男性像、女性像についての話題に花を咲かせた。

原作は、2009年度手塚治虫文化賞大賞を受賞した、よしながふみの同名人気コミック。謎の疫病により男の人口が激減し、全ての重要な仕事を女が占め、男が体を売るという男の園となった大奥を舞台に、野望、悲哀、嫉妬、策略、愛の濃厚なドラマが繰り広げられる。登壇したのは、二宮、柴咲、堀北真希、大倉忠義、中村蒼、玉木宏、阿部サダヲ、佐々木蔵之介ら豪華俳優陣と金子文紀監督だ。

二宮は、演じた主人公の青年・水野祐之進役ついて「格好良い男だと思います。心意気がね。撮影に入る前に監督やプロデューサーから、心意気が格好良ければ大丈夫だとおっしゃってもらったので、台本をより良く、ストレートにやらせていただきました」と、まずは挨拶した。

中盤ではゲスト陣に「『大奥』を見て、改めて感じた理想の男性像、女性像は?」という共通質問が投げかけられる。劇中で玉木宏とラブシーンを演じた佐々木蔵之介は「理想の男性像は、玉木さんです。映画であそこまでいったけど、まだ、終わってない気がするので」と色目使いで玉木を見ると、会場は大爆笑。玉木もその視線を受けて「僕は蔵之介さんですね。続きがやれたらいいですね」と、ムフフなコメントをして会場は大喜び。劇中で二宮とのキスシーンを演じた中村蒼は「僕は二宮さんですね。すごく男らしい方が良いかなって思うので」と、照れながら二宮を見る。なんだか劇中さながらの男の園ムード!?

理想の女性像については、柴咲コウと堀北真希が人気を二分するなか、一部では吉宗の男前っぷりが良かったとのことで、理想の男性像にも名前を挙げられた柴咲。堀北も「みなさん格好良いと思ったけど、私はきれいで格好良い柴咲さんみたいになりたいです」と笑顔で語った。続けて理想の男性像について聞かれた堀北は、隣の二宮から猛烈なアピールを受けながら「堂々としていて、みんなをまとめたりとか、ムードメーカー的なことでいうと、やっぱり……監督かなと」と言うと、またもや会場は大爆笑。肩透かしをくらった二宮に対して金子監督は「ごめんね、二宮くん」とニコニコ笑顔で語った。

ちなみに、柴咲は「(中村蒼が演じた)垣添が良いです。ピュアで一途で真っ直ぐで。女の子でも男の子でもそういう子がいたら良いなって」と話すと、二宮も「実は、僕の理想の女性像も垣添でした。あのもじもじした感じは蒼くんしかできないんだよ」と中村に語った。では、二宮の理想の男性とは? と聞かれると「やはり玉木さんですね。男から美しいなと思えることって生きていてそうないですから」というと、玉木も「僕、正直言うと、二宮くんが出てるから本作に出演したいと思ったんです。共演は10年ぶりくらいで、またお仕事をさせてもらえると思って即答しました」と、お互いに相思相愛(!?)ぶりをアピールした。

『大奥』が幸先の良いスタートを切ったということで、、会場に詰めかけた観客全員に大入り袋が配られ、大盛況の中、舞台挨拶は幕を閉じた。

男女逆転という大胆な設定で話題沸騰の『大奥』。びしっと和装できめた二宮たち俳優陣が織り成すドラマチックな時代絵巻は、大スクリーンで見る価値のあるエンターテインメント作品だ。【Movie Walker/山崎伸子】

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