『七瀬ふたたび』初日挨拶、ダンテ・カーヴァーが念力でくす玉割る!?

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『七瀬ふたたび』初日挨拶、ダンテ・カーヴァーが念力でくす玉割る!?

映画『七瀬ふたたび』(10月2日公開)の初日舞台挨拶が行われ、能力者の七瀬役を演じた芦名星をはじめ、佐藤江梨子、ダンテ・カーヴァー、今井悠貴、吉田栄作、小中和哉監督らが登壇。

本作は、累計430万部を売り上げた筒井康隆の代表作を映画化。人の心を読むことができる能力者が、自分の力に苦悩しながら、強敵と闘う様を活写する。映画やテレビに活躍中の芦名星がミステリアスなヒロインを好演。『四月怪談』(88)の小中和哉監督が能力者の世界観を、手書きアニメーションや8mm映像を駆使しながら表現する。

役について、原作者である筒井康隆から「もっとも七瀬らしい」と太鼓判を押された芦名は、「先生とは先日お会いしましたが、そのようなお言葉をいただけてとても光栄です。特殊な能力を持っていることで苦しみや孤独と戦わなくてはいけないのですが、内面は普通の女性。少しでも七瀬に近づけたなら嬉しいです」とコメント。タイムトラベラーの役柄を演じた佐藤は、「最初、タイムトラベラーの役と聞いて『ターミネーター』(85)を想像して“裸でしゃがむところから始まるのかな?”なんて思ったのですが(笑)。筒井先生の原作はもちろん読みました。タイムトラベルの能力、もし使えるなら、取り戻したい過去はいっぱいあります」とプライベートをうかがわせるような一面も。また、七瀬と同様、能力者であり超能力者どうし、家族で暮らすという設定で役を演じたダンテに対し、「家族と言えば、ご結婚されましたね。おめでとうございます」の司会者からの祝福に、「ありがとうございます。恥ずかしいです。僕も“根性”という超能力持っていますよ。ハードスケジュールでも根性を発揮して乗り切ってます」と話した。本作で、七瀬たちを襲う最大の敵を演じた吉田は、「人の心を読むのは、1、2日なら良いかもしれないけど、そういう能力を実際に持ってしまうと辛いですよね。何か忘れた時にテレポーテーションするくらいがいいかも(笑)」と語った。

最後に、本作のヒットを祈願し、ダンテの念力でくす玉が割れる演出が披露され、そこには“『七瀬ふたたび』大ヒット”の文字が! 実はこれ、念力ではなくマジックだったのだが。まずは素晴らしい幕開けとなった。【MovieWalker】

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