『ボヘミアン・ラプソディ』主演俳優、壇上でニコール・キッドマンに無視される!?
日本で空前の大ヒットを記録し社会現象を巻き起こしている『ボヘミアン・ラプソディ』が、6日に行われた第76回ゴールデン・グローブ賞のドラマ部門で作品賞や主演男優賞を受賞。主役のフレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレック(37)は、アメリカでも認知度が低かったが、一躍時の人になったため彼の一挙一動に注目が集まっている。
ラミは、主演男優賞を受賞し見事にスピーチを終えてバックステージに退散したが、時間が押していたためすぐにプレゼンターのニコール・キッドマンが登壇し、作品賞を発表。見事『ボヘミアン・ラプソディ』が受賞し、エグゼクティブ・プロデューサー、「クイーン」のブライアン・メイ、ロジャー・テイラーが登壇した。
ラミはバックステージの左手から1人で再び舞台に舞い戻ると、まずはホストを務めたイドリス・エルバの娘イサーン(16)にお辞儀。その際もイサーンはすでに舞台の右手に向かって歩いている最中でラミに背中を向けていたが、今度は同じく背中を向けているニコールに向かって話しかけ、背中を左手でタッチしてエスコートしたつもりだったようだが反応がなく、まるで一人芝居をしているようだった。
その様子を見ていた視聴者たちの間では、お辞儀をしたり(アメリカではしないため)、ニコールの腰にタッチしたりとラミの態度がちょっとした奇行に見えたらしく、「巨大な瞳のせいか、なんか挙動不審な感じ」「慣れないからでしょ」「ラミは、滅多にない機会だからニコールにタッチしたかった!?」「『ずっとファンだったんです』って猛アピールしたのに撃沈?」「なんかラミは不思議な感じ。これがフレディを演じるのにぴったりだったんだけど」「この屈辱が、フレディと同じように君をビッグにしてくれる!」「かわいそうに、でもアカデミー賞でいくらでもニコールと話せるよ」といった、激励を含めたツイートが飛び交った。
一方でニコールについては「ラミは主演男優賞を受賞したんだから、最低でも祝福するべき」「身長差がありすぎて視界に入らなかったのでは?」「無視じゃなくて、彼に気がつかなかっただけでしょ」といった声が。実際に、舞台の後ろの方で謙虚にプロデューサーのグレアム・キングのスピーチを聞いていたラミに、数回舞台の前に出るように勧めており、決して無視したわけではなさそう。
また、とても落ち着いて見えた受賞スピーチについてラミは後のインタビューで「緊張しすぎて、何を話したか全く覚えていない」とコメントしており、緊張がゆえの不思議な挙動だったのかもしれないが、こんな短時間のちょっとした場面でも注目が集まってしまうのは、ラミがスターになった証とも言えそうだ。
NY在住/JUNKO