話題の『スパイダーマン:スパイダーバース』、テレビアニメ版が進行中!
CGアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』(3月8日公開)は、米国で昨年12月に公開されてから、全世界興行収入が日本円で約320億円を突破し、観客のみならず評論家からも高い評価を受けている。米国時間1月6日に開催された第76回ゴールデン・グローブ賞ではアニメ映画賞を受賞し、今後も様々な映画賞の有力候補として名前が挙がっている。
本作で景気づく製作スタジオのソニー・ピクチャーズ・アニメーションは、既に続編の企画に着手しているそうだ。またニューヨーク・タイムズが報じた情報によると、同スタジオは『スパイダーマン:スパイダーバース』の登場キャラクターを主人公とするテレビアニメの製作も検討しているという。
本作の主人公はニューヨークに住む中学生のマイルス・モラレス。自身の能力を使いこなせていないマイルスが、一人前のスパイダーマンになるためにピーター・パーカーから特訓を受け、異なる次元で活躍する様々なスパイダーマン仲間たちと共に悪に立ち向かうというストーリーだ。
主人公のマイルスと、スパイダーウーマンのグウェンに加えて、スパイダーハムというルーニー・テューンズを彷彿とさせるキャラクターや、バットマンを彷彿とさせるスパイダーマン・ノワール、日本のアニメ風に描かれたペニー・パーカーなど、1つの作品中で異なる描写スタイルのキャラクターたちが、まさに「次元」を超えてコラボレーションをするのが見所だ。
それゆえ、これらのユニークなキャラクターたちをオリジナル・アニメとして展開させる余地は十分にあるが、このテレビアニメ企画はいまはまだ初期段階のようで、どのキャラクターが番組化されるかなどの詳細は明かされていない。
LA在住/小池かおる
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