香取慎吾主演×白石和彌監督の『凪待ち』、ヒロインに恒松祐里が大抜擢!
『彼女がその名を知らない鳥たち』(17)や『孤狼の血』(18)などの話題作を手掛けてきた白石和彌監督が、香取慎吾と初タッグを組む『凪待ち』(2019年公開)。このたび本作のヒロインを、恒松祐里が演じることが明らかになった。
本作は「喪失と再生」をテーマに、人生につまづき落ちぶれた男の再出発を描き出すヒューマンドラマ。香取が演じる郁男は、パートナーの女性とその娘・美波とともに彼女の故郷である宮城県石巻市で暮らし始める。しかし、平穏に見えた暮らしに小さなほころびが積み重なり、やがて取り返しのつかないことが起きてしまう…。
本作で恒松が演じるのは主人公・郁男のパートナーの女性の娘・美波役。『くちびるに歌を』(15)や『散歩する侵略者』(17)で注目を浴び、若手演技派女優として人気急上昇中の恒松は、18年には3本の映画に出演。2019年には本作のほかに今泉力哉監督の『アイネクライネナハトムジーク』(秋公開)も控えている。
本作への大抜擢に恒松は「初めて脚本を読んだ時、ずっと少し寂しくて苦しくて深い海底の暗闇の中を行き場もなくさまよっているような作品だなと思いました」と語り、香取との共演については「小さい頃から拝見していた方でしたので、お会いする時までドキドキしていたのですが、とても優しく誰に対しても同じ目線で温かく接してくださる方だったので、すぐに役の関係性のように慕わせていただくことができました」とコメント。
いま日本映画界で最も勢いのある白石監督と、圧倒的なスター性を持ち幅広い役柄をこなす香取、そして注目の若手女優・恒松の三者がタッグを組む本作。どのような作品に仕上がるのか期待は膨らむばかりだ。続報から目が離せない!
文/久保田 和馬
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