高橋優の主題歌が心に染み渡る…草なぎ剛出演の『まく子』予告映像が解禁
「サラバ!」で第152回直木賞を受賞した西加奈子が2016年に発表した児童小説を、『くじらのまち』(12)でPFFアワード2012でグランプリとジェムストーン賞のダブル受賞を果たした新鋭・鶴岡慧子監督が映画化した『まくk子』が3月15日(金)より公開。このたび本作の最新予告映像が解禁された。
本作は小学5年生のサトシを主人公にしたヒューマンドラマ。ひなびた温泉街の旅館の息子・サトシは自分の体の変化に悩み、女好きの父親に反感を抱いていた。そんなある日、サトシの学校に美少女・コズエが転入生としてやってくる。どこか不思議なコズエに初めは困惑しながらも次第に魅せられていくサトシは、コズエから「ある星から来たの」と信じがたい秘密を打ち明けられる…。
このたび完成した最新予告映像ではサトシとコズエの出会いから、徐々に彼女に惹かれていく淡い恋心が映し出される。草なぎ剛演じる浮気性の父・光一が隣町の女性と密会しているところを偶然目撃し、ますます大人になることに抵抗感を示すようになるサトシ。
彼が経験する思春期ならではの親子の確執や、コズエとの出会いによって訪れる成長が繊細なタッチで描かれていく。そして、サトシの思春期の心の揺らぎを見事に体現した山崎光の演技を優しく包み込むように、シンガーソングライターの高橋優が書き下ろした主題歌「若気の至り」が響き渡る。
青春映画の金字塔として圧倒的な人気を誇る『桐島、部活やめるってよ』(12)の主題歌となった「陽はまた昇る」など、数々のエモーショナルな楽曲を生み出してきた高橋の新たな名曲に彩られた本作。誰もが経験した“あの頃”を思い出させてくれる、忘れがたい作品になっていること間違いなしだ。公開を心待ちにしたい!
文/久保田 和馬
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