ハンギョンと山下智久にインタビュー!『サイバー・ミッション』で意気投合「音楽でもコラボしたい」
国境を超えたチームでの友情と今後の共演
2人は多国籍のスタッフ、キャストで作品を作ることのおもしろさを改めて実感したと言う。ハンギョンは「国によって撮影の仕方も習慣も違いますが、我々の目的はただ1つ、良い作品を作るだけのこと。ただ、全力で演じることだけです」とキッパリ言う。
彼は本作のあと、『おくりびと』(08)の滝田洋二郎監督初の中国語映画『聞煙』でも主演を務めているが「日本映画にもすごく興味があります。滝田監督とも一緒に仕事をしましたが、日本の制作チームは我々のやり方と違い、細やかなこだわりがありました。滝田監督はすばらしい監督です」と賛辞を述べた。
山下も「初めてインターナショナルな俳優さんたちと共演させていただきましたが、ハンギョンさんと同じように、一つの良い作品を作りたいと一致団結できたし、いろいろな可能性も感じました。国や文化、言葉が違っても、お互いを思いやることでちゃんと通じ合うことができるということを改めて学べました」と、実り多き撮影だったよう。
山下に今後の海外作品への意欲についても尋ねると「国内外問わず、いいメッセージを届けられる作品があれば積極的にチャレンジしていきたい。僕としては、そこのボーダーラインはないです」と語った。
国境を超えて、友情を誓い合った2人。山下は中国での舞台挨拶時に、ハンギョンの自宅に招かれたこともある。「お互いに人見知りな点は似ているけど、その分、一度仲良くなると長く絆が続いていくんじゃないかなと」。
ハンギョンも「そうそう」と日本語でうなずき「良い脚本があればまたインターナショナルなチームで作品を作り、また山下さんと共演したい。映画だけではなく、音楽でも山下さんとコラボレーションできたらいいですね」と2人で笑顔を見せた。
取材・文/山崎 伸子
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