新田真剣佑が“リベンジ舞台挨拶”で衝撃の告白!「大人に騙されました」
1月25日に公開されるやいなや中高生などの若者を中心に大きな反響を集め、公開から3日間で興行収入3億4000万円を記録。さらに公開12日目に興行収入8億円を突破した『十二人の死にたい子どもたち』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が5日、丸の内ピカデリー1にて開催。先月26日に行われた公開記念舞台挨拶にインフルエンザのため欠席だった新田真剣佑がひとりで“リベンジ舞台挨拶”に登壇した。
「マルドゥック・スクランブル」や「天地明察」で知られる人気作家・冲方丁の同名小説を原作を、「SPEC」シリーズなどで知られるヒットメーカー堤幸彦監督が若手実力派キャストを揃えて映画化した本作。集団安楽死をするために廃病院に集まった12人の若者たちが、13人目の死体を発見したことをきっかけに犯人探しをめぐり疑心暗鬼に陥ってく様を描き出す。
「本当に出たかったので、出られなくて悔しい思いをしました。今日はこうやってみなさんの前に立てて幸せです」と冒頭の挨拶から公開記念舞台挨拶欠席の悔しさを述べた新田。すると今度は、この日一緒に登壇予定だった堤監督がインフルエンザにかかって欠席となったことを聞かされ「うそでしょ!?」と驚きの表情。そんな堤監督から「予防接種を済ませていたので熱がなく、テレビを見ながら焼きそばを食べています」とのメッセージが読み上げられると、安堵の表情を浮かべながら「僕もワクチンを接種していたので熱はなかったのですが、なかなか難しくて」と明かした。
そして本作の大ヒットについての感想を求められた新田は「うれしいです」と満面の笑みで即答し「12人の演技合戦だったので、僕もシンジロウという難しい役柄をみんなと戦いながら演じました」と遠い目で撮影を思い出しながら役柄の難しさを述懐。するとまたしても堤監督から「ラストで神演技をしてくれた時には不覚にももらい泣きをしてしまいました。作品に大きな力を与えてくれて感謝です。ありがとう」と絶賛のメッセージが。それには思わず「直接言っていただきたかったな…」と小声でつぶやいた。
また劇中でスキンヘッドを披露している新田は「眉毛フサフサだなと思いました」とはにかみながら「型取りというのがあって、頭の部分だけ塗って型を取りますと言われて現場に行ってみたら、顔全部を塗られて型を取られました。暗いところと狭いところが苦手な僕を騙してスキンヘッドが作られたんです。大人に騙されました」と衝撃の事実を苦笑いで告白。さらに共演者たちから寄せられた質問や悩み相談にひとつひとつ丁寧に答えたり、ファンに笑顔で手を振って語りかけたりするなど、サービス精神旺盛な人柄で会場を大いに盛り上げ続けた。
取材・文/久保田 和馬