敵国同士の2人が惹かれ合う“日露戦争時代のロミジュリ”『ソローキンの見た桜』予告編

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敵国同士の2人が惹かれ合う“日露戦争時代のロミジュリ”『ソローキンの見た桜』予告編

日露戦争時代に、日本初の捕虜収容所で運命的に出逢ってしまった日本人看護師とロシア兵将校の恋を描いた日露合作映画『ソローキンの見た桜』が、3月22日(金)より公開となる。歴史に翻弄された人々の姿を丹念に映し出した本作から、90秒の予告編が解禁された。

2018年、駆け出しテレビディレクターの桜子(阿部純子)は、取材のためロシアに行くことが決定していたが、興味を持てずにいた。しかし祖母(山本陽子)から、自身のルーツがロシアにあることを知らされ、さらにロシア兵と日本人看護師の2人の日記を紐解いていくうちに衝撃の事実を知ることに。

今からおよそ100年前の日露戦争時代、日本はハーグ条約を遵守し、ロシア兵捕虜は外出などの自由が許されていた。そのころ、傷ついたロシア兵将校ソローキン(ロデオン・ガリュチェンコ)の手当てをすることになったゆい(阿部純子、2役)。2人はいつしか惹かれ、愛し合うが、ソローキンが捕虜になったのはある密命のためだった。収容所を脱走しロシアへ帰ることにしたソローキンは、ゆいも一緒に連れて帰ろうするが…。

映像の序盤には、観劇や温泉入浴など、捕虜でありながらも比較的自由な生活を送るロシア兵の姿が描かれ、国際条約により人権を重視していた日本、という当時の世界の中での日本の立場が伺える。看護師として働くゆいとソローキンは出逢い、惹かれあっていくが、ゆいは戦争で兄弟を亡くしており、映像内でもソローキンに対して涙ながらに複雑な胸中を訴える。いつしか2人の気持ちは揺るぎないものとなり、ゆいの手をとり、疾走するソローキン。戦時下において、敵国同士の2人のまわりで様々な思惑が交錯する。

映像には2人の姿だけでなく、山本陽子、六平直政、斎藤工、イッセー尾形、そしてロシアの名優アレクサンドル・ドモガロフなど、豪華共演者が勢ぞろい。

はたして、ゆいとソローキンの想いは実を結ぶのか。100年前の日本から現代のサンクトペテルブルクへと続く、壮大な愛の物語に期待が高まる。

文/編集部

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