記録的大ヒット!『アクアマン』の続編&スピンオフが進行中
映画スタジオのワーナー・ブラザースは、日本でも興行収入が10億円を突破する大ヒットとなっている『アクアマン』(公開中)の続編を製作することを発表した。
『アクアマン』はDCコミックスの実写映画として『ダークナイト ライジング』(12)以来、初めて10億ドルの興行収入を突破した作品だ。そのうち中国での興収はおよそ3億ドルという数字を記録している。米バラエティによると、現時点で同作は世界歴代興行成績の20位(2月18日時点)に君臨しているという。
The Hollywood Reporterが報じる情報によると、続編の脚本は1作目も手掛けた、デヴィッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリックが執筆するそうだ。 監督のジェームズ・ワンは、ピーター・サフランと共にプロデューサーとして参加する予定だが、続編でも監督を務めるかは未定。キャストの詳細も現時点では明かされていないが、主演のジェイソン・モモアやアンバー・ハードらは参加するだろう。
またワーナー・ブラザースは、劇中でアクアマンとメラに襲い掛かった怪物のトレンチを題材としたスピンオフ映画の製作にも着手しているという。こちらはホラー作品になる予定で、ノア・ガードナーとエイデン・フィッツジェラルドが脚本を担当するほか、『アクアマン』のジェームズ・ワン監督とピーター・サフランらが製作陣として参加する。こちらはおよそ2億ドルと予測された『アクアマン』の製作費よりも、予算は控えめの作品になるようだ。
デヴィッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリックは、ワン監督とコラボレートした『死霊館 エンフィールド事件』(16)の撮影中に、アクアマンの原作コミックを読んでいたことがきっかけで『アクアマン』の台本を執筆した。ホラーに原点を持つフィルムメイカーたちが手掛けるとあって『アクアマン』シリーズのスピンオフも、ホラーのジャンルへと進出するのも納得できる。
アトランティスに起源を持つ海の怪物トレンチは、コミックでも11年に初めて登場した新しいキャラクターであるため、単独映画のストーリー展開も、より新しい内容になることに期待したい。
LA在住/小池かおる