名作コンビ!スコセッシ監督&ディカプリオが、Hulu配信の新作シリーズをプロデュース
『ギャング・オブ・ニューヨーク』(02)、『アビエイター』(04)、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(13)など、数々の名作でタッグを組んで来たマーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオが、動画配信サービスのHuluのために新作シリーズの制作を企画をしていると、同社オリジナル・コンテンツ部署のシニア・バイス・プレジデントであるクレイグ・アーウィッチ氏が発表した。
ディカプリオは10年、自身の制作会社アピアン・ウェイを通じて、エリック・ラーソンのノンフィクション小説「悪魔と博覧会」(「Devil in the White City(原題)」)の映画化権を取得。その後、スコセッシ監督に演出を託し、自身が主演する方向で企画をすすめてきたが、具体的な制作過程までにはたどり着けていなかった。
今回、このプロジェクトがHuluで配信されるドラマシリーズとして制作されることが決定し、企画がより具体化するようだ。制作はパラマウント・テレビジョンが行い、スコセッシ監督とディカプリオは、制作総指揮者として参加する予定。当初の企画通り、スコセッシが監督、ディカプリオが主演俳優として参加するかどうかは現時点では未定だ。
小説「悪魔と博覧会」は、1893年のシカゴ万国博覧会に集まる客をねらい、27名もの連続殺人事件を起こした実在の殺人鬼、H・H・ホームズの話。サイコパスのH・H・ホームズに焦点を当て、小説家エリック・ラーソンが鮮やかに描写する万博の世界観を映像で実現するため、本作の脚本は10年近くかけて練り直されてきたのだそうだ。名作映画を生みだしてきた2人が手掛ける新シリーズに、いまから期待が高まる。
LA在住/小池かおる
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