ディズニー映画、今後の主人公は“ダークヒーロー”!『アルテミスと妖精の身代金』が19年秋に公開
これまでのディズニー作品では見ることができなかった、まったく新しい“ダークヒーロー”が主人公のディズニー映画『アルテミスと妖精の身代金』が19年秋に公開されることになった。
原作の「アルテミス・ファウル」シリーズは、全世界での発行部数が2500万部を超え、“ニューヨーク・タイムズ ベスト・セリング・シリーズ”など様々な賞も受賞している大ベストセラー児童文学。伝説的な犯罪一家に育った12歳の天才少年アルテミス・ファウル2世と、魔法とハイテクノロジーを駆使する妖精たちとの戦いを描いた壮大なSFファンタジーだ。2001年の発刊当初は三部作の予定だったが、瞬く間に人気を博して続刊が決まると、世界40か国以上で翻訳され、2012年に発表された完結作「Artemis Fowl: The Last Guardian」まで全8巻が刊行された。
本作の物語は、一本の電話から始まる。ある日突然、アルテミスのもとにかかってきた電話は、行方をくらませた父親を誘拐した犯人からのものだった。要求された身代金は、妖精たちが隠し持つという黄金「フェアリー・ゴールド」1トン。アルテミスはその天才的な頭脳で妖精たちの財産強奪を企てるが、なんと妖精たちはハイテク技術と魔法を駆使する憎らしい武装集団だった。はたして、アルテミスはフェアリー・ゴールドを奪還し父親を取り戻すことができるのか…。
注目の監督は、15年にディズニー実写版『シンデレラ』を手掛け大成功を収めたケネス・ブラナーが務める。近年ではマーベル作品の『マイティ・ソー』(11)、アガサ・クリスティの人気同名サスペンス小説を映画化した『オリエント急行殺人事件』(17)などの作品も多彩に手掛けており、今作の演出にも期待が高まる。
出演キャストなど、まだ明かされていないことも多い今作だが、ディズニー作品ということもあり、きっと夢の世界へ連れていってくれる仕掛けが待ち受けているに違いない!今後の情報に大いに期待したい。
文/編集部