原作100万部突破の『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』がTIFFでプレミア上映

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原作100万部突破の『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』がTIFFでプレミア上映

第23回東京国際映画祭の日本映画・ある視点」部門に、出品された 『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(2011年1月22日公開)のプレミア上映と舞台挨拶が10月25日に行われ、大政絢、染谷将太、田畑智子、瀬田なつき監督らが登壇。

本作は、“みーまー”の略称で知られ、累計100万部を突破した入間人間の原作を、インディーズ時代から、そのユニークな映像表現で注目されていた瀬田なつき監督が大胆かつキュートに愛らしく、またシニカルで残酷に映画化したもの。

主演の大政は本作について、「ピュアでまっすぐな映画になっていて、過去の残酷な部分もあったり、色々な感情がある映画になっています。最初から最後まで飽きない映画となっています」と語り、本作で密接な関係となるみーくんとまーちゃんですが、みーくんのような男性についての問いかけには、「みーくんは、まーちゃんに対してとっても一途に恋愛しているので傍から見ると、まーちゃんは幸せ者だなあと思います。まーちゃんが愛されていて羨ましいですし、まーちゃんもみーくんもお互い思い合っていて、そういう関係が素敵だなと思います」とコメントした。共演の染谷は、まーちゃんのような女性について、「いやあ、きっと守ってあげたくなるのではないでしょうか。まーちゃんの“何か”を信じるしかないですよね」と話すなか、みーくんを演じて“嘘つき”を「改めて思ったのですが、嘘って良い面も悪い面もありますよね。みーくんはまーちゃんを思って嘘をついているので、素敵な嘘というのをより深く感じました」と本作を通じての思いを語った。また、田畑は本作を新しい映画と話すが、それについて「まず、現場での撮り方が、今まで経験したことがないことが多かったんです。見ていただければ、わかっていただけるかと思うのですが。撮っている映像がどうなるのかわからなくて、見てやっとわかりました。なので、すごく楽しい現場でした」と現場でのエピソードを語った。

最後に監督は、「結果、ふたりのラブストーリーをメインに再構築していった感じです。是非、原作ファンの方も、映画と原作の差を探して楽しんでいただければと思います」と締めくくった。【MovieWalker】

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