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映像化不可能と言われたラノベ『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』がクランクアップ

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映像化不可能と言われたラノベ『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』がクランクアップ

電撃文庫の人気ラノベを映画化した『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(2011年公開予定)が6月11日にクランクアップを迎えた。「絶対に映像化不可能!」と言われたいわく付きの問題作だけに、映画化が決定した時点で、原作ファンの間で賛否両論が巻き起こったほどだ。本作の監督を務めるのは、今最も注目されている若手女性監督の瀬田なつき。監督自身も、原作を読んだ当初は「本当に映画になるのか疑問に思った」というほどだったが、脚本を起こすにあたって原作を読み込むうちに「原作の『嘘だけど』という口癖にあるように、正面から本当のことを言うのを避けたり、傷ついたり傷つけるのを避けて本音を知られないように言葉をずらしたり。でも、本当はお互いのことを想い合いたいからという、矛盾しているけど、ある意味シンプルなところは誰にでも思い当たるのではないかと思った」と魅力を分析。映画化に際しては「“嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん”という究極のカップルの、ある意味最強のラブストーリーを目指した」と語っている。

そして、究極のカップルであるみーくんを『パンドラの匣』(09)で主演を務めた染谷将太が、まーちゃん(御園マユ)を人気急上昇中の若手女優・大政絢が演じる。ほかに田畑智子や鈴木京香などが脇を固める。

原作ファンの反応も気になるが、ラノベと作家性の高い監督との化学反応にも大きな期待がかかる。【Movie Walker】

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