桑田佳祐が“寅さん”熱唱!『男はつらいよ お帰り 寅さん』主題歌&オープニング出演決定
記念すべきシリーズ第1作『男はつらいよ』(69)の公開から50周年を迎えた今年、50作目となるシリーズ最新作『男はつらいよ お帰り 寅さん』が12月27日(金)より公開される。このたび、サザンオールスターズの桑田佳祐が主題歌「男はつらいよ」をオープニングで歌唱し、念願の“寅さん”出演を果たすことが発表された。
『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』(97)以来22年ぶりの新作は、寅次郎(渥美清)の甥である満男(吉岡秀隆)と、満男がかつて想いを寄せていたイズミ(後藤久美子)のその後の物語。別々の人生を生きてきた2人を軸に、さくら(倍賞千恵子)や博(前田吟)、お馴染みの登場人物たちの現在の姿が描かれる。
今回の抜擢のきっかけとなったのは、山田洋次監督がテレビ番組で「男はつらいよ」を歌う桑田の映像を目にしたこと。「実にうまい!」と感激した山田監督が今作を製作するにあたり、自ら「是非、新しい寅さんの幕開けを桑田さんの『男はつらいよ』で始められないか。出来れば出演もしていただき、華を添えてもらえないだろうか」と提案。桑田に手紙を書き、その想いを伝えたそうだ。
桑田は、かつてフジテレビ系で放送されていた自身のレギュラー番組に「桑田佳祐の音楽寅さん」というタイトルをつけており、主題歌「男はつらいよ」もソロライブのステージで度々披露してきたほどのファン。「渥美清さん演じる『寅さん』を、どこかファンのひとりとして、真似をしながら生きて来たような気が致します」と語る桑田はオファーを即座に承諾、夢のコラボレーションが実現に至った。
すでに出演シーンの撮影は完了しており、山田監督は「記念すべき50作目のオープニングを飾るに相応しい名シーンとなりました」と自信を見せ、「『音楽寅さん』はまさに『映画寅さん』でもあった」と太鼓判を捺した。桑田版の主題歌「男はつらいよ」に、映画ともども是非期待したい。