第91回アカデミー賞ファッションチェック!エマ・ストーンとレイチェル・ワイズが“攻めのドレス”で登場
日本でも大ヒットを飛ばしている『ボヘミアン・ラプソディ』(公開中)が最多4部門を受賞し、幕を閉じた第91回アカデミー賞授賞式。華やかな式典では受賞結果と共に、セレブたちのファッションもお楽しみのひとつ。きらびやかなドレスやジュエリーで美の競演を繰り広げた女優陣のファッションをチェックしてみよう!
目立ったのは、春夏のトレンドカラーの一つであるピンクのドレス。大女優ヘレン・ミレンは上品なプリーツドレス、『ブラックパンサー』(18)のアンジェラ・バセットは肩にあしらわれたリボンがすばらしいアクセントとなったドレス、『アクアマン』のワイルドヒーロー、ジェイソン・モモアもカール・ラガーフェルドのピンクのタキシードでレッドカーペットを闊歩。愛嬌たっぷりの笑顔で大歓声を浴びていた。
そんななか、『女王陛下のお気に入り』(公開中)で女王を巡って火花を散らし、助演女優賞に揃ってノミネートを果たしたエマ・ストーンとレイチェル・ワイズは、共に“攻めのドレス”で登場。
エマは、ゴールド×茶のルイ・ヴィトンのドレス姿を披露。鮮やかな色を放つスパンコール、上向きの肩口も力強さを印象付けていた。レイチェルはジバンシィの真っ赤な個性派ドレス姿を披露。テラテラと光るエキセントリックなトップスに、ウエスト周りのスパンコール、ヘッドドレスがキュートさを加えていた。
また『アリー/ スター誕生』(公開中)で歌曲賞を受賞したのが、レディー・ガガ。これまで数々の個性派ドレス姿を見せてきたガガだが、この日はアレキサンダー・マックイーンのシックなブラックドレスをセレクト。胸元には、ティファニーの大きなジュエリーを輝かせていた。ステージでは、本作の監督を務めただけでなく、ガガ演じるアリーの“運命の人”を演じたブラッドリー・クーパーとデュエット・パフォーマンスに挑み、見つめ合う視線、圧巻の歌声など、まるで映画のワンシーンを見ているかのような世界へと引き込み、会場を魅了していた。
また『ボヘミアン・ラプソディ』でフレディ・マーキュリーに扮したラミ・マレックと劇中、そして実生活でも恋人となったのが、ルーシー・ボイントン。恋人のラミは見事に主演男優賞を受賞し、名前を呼ばれた瞬間には2人が熱いキスを交わし、会場を感動の渦に巻き込んだ。ルーシーがこの日選んだのは、グッチのパープルのドレス。オフショルダーでセクシーさをアピールし、胸元、ウエストに結ばれたリボンがかわいらしさをプラスしていた。
『ビール・ストリートの恋人たち』(公開中)で助演女優賞を獲得したレジーナ・キングは、大胆なスリットが入った純白ドレス、またしてもオスカーを手にすることができなかった『天才作家の妻 -40年目の真実-』(公開中)のグレン・クローズは、ゴージャスなゴールドドレス、ディオールの水色ドレスで美背中を見せていたシャーリーズ・セロンなど、実力派勢も圧倒的な存在感を見せつけていた。
文/成田 おり枝