『タイタニック』監督、「私は世界の王」と吠えるも…【心に残る平成の映画 教えてください】

コラム

『タイタニック』監督、「私は世界の王」と吠えるも…【心に残る平成の映画 教えてください】

19年4月30日(火)、平成が終わる。『タイタニック』『アバター』に驚き、宮崎駿作品や「踊る大捜査線」シリーズに熱狂した約30年間。「DVD&動画配信でーた」では、読者の心に残った平成の映画や俳優を教えてもらい、4月20日発売の「DVD&動画配信でーた」5月号で大々的に発表するアンケート企画を実施した。毎号様々なテーマで、平成の映画を思い出すために役立つ特集を掲載して好評を博しているが、Movie Walkerでも“「DVD&動画配信でーた」Presents 特別企画・心に残る平成の映画 教えてください”として掲載中。

第91回アカデミー賞授賞式が終わったいま、本企画でも「アカデミー賞&世界三大映画祭 “喜びと赤面の”思い出アルバム」と題して世界の映画賞にフォーカス。アカデミー賞に加えて、世界三大映画祭と呼ばれるベルリン、ヴェネチア、カンヌの各映画祭で約30年間に起きた忘れがたいエピソードを、映画人の歓喜(と驚き!?)を捉えた写真で振り返ろう。今回は平成8年~10年(1996-1998)をプレイバック!

ニコラス・ケイジにスタンディング・オベーション(広がらず…)【アカデミー賞】

ドンマイ…ニコラス・ケイジ
ドンマイ…ニコラス・ケイジ写真:SPLASH/アフロ

1996年、『リービング・ラスベガス』(95)にて。ショーン・ペンらを抑えての主演男優賞受賞をスタンディングで祝おうと共演女優が周りに促すも、残念なことに立つ人はまばら…。ケイジは03年にも同賞にノミネートされたが、2度目の受賞はならなかった。

今村昌平2度目のパルム・ドール【カンヌ】

1997年、『うなぎ』(97)にて。今村監督が『楢山節考』(83)に続いて日本人ではただひとりとなる2度目の最高賞を獲得。同年、河瀨直美監督も『萌の朱雀』(97)で日本人で初めて、新人監督に与えられるカメラ・ドールを受賞した。

親友2人が“師”の導きでスターダムへ【アカデミー賞】

【写真を見る】親友2人の微笑ましいショット!その後も、アカデミー賞の場に揃って登場
【写真を見る】親友2人の微笑ましいショット!その後も、アカデミー賞の場に揃って登場Todd Wawrychuk [c]A.M.P.A.S.

1998年、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(97)にて。脚本賞を受けたベン・アフレックとマット・デイモンは当時25歳と27歳。ロビン・ウィリアムズ(同作で助演男優賞を受賞)と抱き合った後で壇上に立ち、「名前を言うのを忘れた人たち、愛してる!」と叫んだ。

『タイタニック』旋風! 歴代タイの11冠【アカデミー賞】

監督賞を受賞したジェームズ・キャメロン、「私は世界の王」とひとこと!
監督賞を受賞したジェームズ・キャメロン、「私は世界の王」とひとこと!写真:SPLASH/アフロ

1998年、『タイタニック』(97)にて。監督賞受賞の際、ジェームズ・キャメロンは劇中のセリフを引用し「私は世界の王」とほえたが、会場の反応はイマイチ11部門を制するも、主演のレオナルド・ディカプリオは候補にも入らず、授賞式を欠席した。

次回は【平成11年~15年(1999-2003)】をプレイバック!

文/サードアイ 構成/「DVD&動画配信でーた」編集部

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