ジュリア・ロバーツ、ピンクドレスがオスカー女優の貫禄!
現地時間の2月24日に第91回アカデミー賞授賞式がロサンゼルスのドルビー・シアターで行われた。トレンドのピンク&フワフワ、ボリューミードレスが軒並み不評だったなかで、しっかりトレンドを取り入れた甘めのファッションながらも、オスカー女優の貫禄で人々をうならせたのはジュリア・ロバーツ(51)だ。
レッドカーペットでの姿は見られなかったが、授賞式の最後に作品賞のプレゼンターとして登場したジュリアは、エリー・サーブのショッキングピンクのワンショルダードレスにピンクのサンダルとペディキュアとオールピンクでコーデ。
デザイン的には、スリットもフリルもあしらわれているがすべて控えめで、トップスのドレープが上品なうえに、ソフトなブロンドヘアともマッチング。まるでキャサリン妃のようにサイドに分けた裾のボリューミーなヘアスタイルで、エレガンスを演出した。
過去にもピンクのパンツスーツで登場したことがあるが、この時はヘアスタイルもシャギーが入っており不評だった。やはりジュリアと言えば、モノトーンやメタリック系の抑えめトーンのドレスがお似合いで、『エリン・ブロコビッチ』(00)で主演女優賞を受賞した際に着ていたシアーブラックのトレーンと白いパイピングが特徴のモノトーンのヴァレンティノのクチュールドレスが印象的だが、今回は見事なイメチェンで、新たなジュリアの魅力を見せつけた。
やはり映画界の最高峰であるオスカーでは、相変わらずシンプルで上品なドレスが好まれるようで、今年も流行にとらわれない根強い人気を誇るメタリックカラーのシンプルなデザインのドレスが軒並み好評だった。
ハイネック&ロングスリーブで全身がミラーのようなジェニファー・ロペスのボディコンシャスなトム・フォードのドレス、ブリー・ラーソンの大きくスリットの入ったセリーヌのシルバードレスのほか、『ボヘミアン・ラプソディ』ですい星のごとく現れたルーシー・ボイントンのロダルテのオフショルダーのフェミニンなドレスも、ハリウッドの黄金時代を彷彿させるセミロングのウェイビーヘアと相まって、好評だったようだ。
NY在住/JUNKO