恋愛映画初主演の高橋一生!エプロンの似合う“ザ・文化系”から男らしい姿まで魅力全開!
今年もテレビに映画にと、相変わらずの人気ぶりをうかがわせる高橋一生。現在38歳ながら、芸歴は30年にも及ぶ大ベテランであり、これまで数え切れないほどの作品に出演してきた。そんな彼だが、意外にも恋愛映画初主演という『九月の恋と出会うまで』(公開中)では、その魅力をフル開放!
本作は“書店員が選んだもう一度読みたい恋愛小説”第1位を獲得した松尾由美の同名小説が原作。“未来からの声”によって命を救われた女性、志織(川口春奈)が、タイムパラドックスにより消えてしまうという運命から免れようと、隣人と共に未来の声の持ち主を探すという物語。
高橋が演じているのは、志織のマンションの隣人で、会社に勤めながら小説家を目指している平野。志織と共に解決法を探っているうちに、彼女に想いを寄せるようになり、自分が“声の主=運命の人”ではないと知りつつも、愛する人を守るため必死に声の主を探すという複雑な役どころだ。
どこかぎこちない話し方や飄々とした雰囲気をまとった少し風変わりな平野。メガネをかけてパソコンに向かったり、エプロン姿で志織に手料理を振る舞ったり、ザ・文化系な彼は、高橋の持つ柔らかな空気感やルックスと相まったハマり役になっている。
そんな平野だが、志織のためにタイムパラドックスについて調べ上げて持論を力説したり、「大丈夫です。僕も一緒に(声の持ち主を)探します」と声をかけて、彼女を元気づけたりと頼りになる一面や、さらに必死に街中を駆けずり回ったりと、泥臭さすら覚える感情的な一面まで、そのギャップには思わずキュンとしてしまうだろう。
高橋の様々な表情が見られて、1本で二度、いや三度、四度…ととにかくおいしい『九月の恋と出会うまで』。劇場で彼の魅力あふれる姿に骨抜きにされて!
文/トライワークス