第91回アカデミー賞ワーストドレッサーの座は、あの美しい女優に!?
第91回アカデミー賞授賞式では、今年もセレブたちがレッドカーペットを華やかに彩った。白人男性至上主義と言われてきたオスカーは、人種、性差別問題などが叫ばれる時代の流れのなかでノミネート作品や出席者だけでなく、格式あるファッションにおいても多様性が見られ、これまでの“オールドファッション”からタブー視されていた装いも多くなった。
ケイト・ブランシェット、ニコール・キッドマン、ナオミ・ワッツなどファッショニスタの大スターが不在だった一方で、場慣れしていない新顔が続々と登場。シンプルなドレスが軒並み好評だった一方で、「ケチのつけようのないダントツの装いが不在」「品位が失われつつある」といった声もあがるなか、露出度が控えめな“ピンク”、“ラッフル”、“オーバーサイズ”のお姫様ドレスがトレンドだったが、着慣れないファッションを上手に着こなすのは難しかった様子。インターネットミームで話題となったドレスも含め、各メディアや一般人が挙げたワーストドレッサーを紹介する。
レッドカーペットに登場するや否やネットで「一体どうしちゃったの?」「衝撃!」と話題を呼んだのが、ファッショニスタのレイチェル・ワイズだ。ジバンシィのオートクチュールドレスで、トップスがラテックス素材のケープ、ボトムスがチュールという異素材の赤いドレス、ぴったりとしたセンター分けのヘアにジュエリーのヘアバンドという装いで、夫のダニエル・クレイグとともに出席。
日常生活ではお疲れモードと言われている夫のダニエルがボンドさながらに決めていた一方で、昨年48歳という高齢出産をしたにもかかわらず、ナチュラルビューティを絶賛されていたレイチェルは「ストレートヘアのせいか顔がコケて、ヤツれて見える」「子育て疲れか顔色が悪い」「ヘアスタイルもドレスの色も似合っていない」「トップスはレインコートかと思った」「普段の方がよほど美しい」「スタイリストをクビにすべき」「これまでのワーストドレス」と評判が悪かったようだ。
また主演女優賞を受賞したオリヴィア・コールマンは大人の貫録で、深緑のハイネックのカスタムメイドのプラダのドレスで決めたが、バックに大きなリボンのついたグレーのロングトレーンのデザインがうるさすぎるという理由でワースト入り。
またファッショニスタのエマ・ストーンが着ていたルイ・ヴィトンの赤銅色のメタリックにトレンドの肩が強調されたドレスは制作に712時間も費やされ、「おしゃれ!」という評価がある一方で「ハチの巣」「アイスクリームのハードコーン」「焦げたワッフル」「焼き魚」「焦げ目のベーコン」など、最もインターネットミームの餌食となってしまったようで、『女王陛下のお気に入り』でノミネートされた演技力ピカイチの実力派女優3人が、不名誉なワーストドレッサーに名を連ねている。
NY在住/JUNKO