平田雄也&小池亮介&濱田龍臣、生涯ウルトラマン宣言!「たくさん成長させてもらった」 - 2ページ目|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
平田雄也&小池亮介&濱田龍臣、生涯ウルトラマン宣言!「たくさん成長させてもらった」

インタビュー

平田雄也&小池亮介&濱田龍臣、生涯ウルトラマン宣言!「たくさん成長させてもらった」

カツミ&イサミ兄弟と、リクの共演が叶った。現場も「とても楽しかった!」
カツミ&イサミ兄弟と、リクの共演が叶った。現場も「とても楽しかった!」

生涯ウルトラマン宣言!ウルトラマンになった責任と覚悟

――先輩たちから脈々と引き継がれているのが、ウルトラマンですね。ご自身にとって、どんな経験となりましたか?

平田「イベントでは、小さなお子さんに会う機会もあって、目をキラキラさせて必死に応援してくれるんです。その歓声には、限界を突破させてくれるようなパワーをもらいました。また長い期間、スタッフさんや共演者の皆さんと濃い時間を長期にわたり過ごすことができました。『これくらい濃密な関係性になれると、よいものづくりができるんだ』と実感することができ、これからも同じ気持ちで現場に臨みたいと思うようにもなって。本当にたくさん勉強させていただきました」。

小池「すべてがいい経験となり、たくさん学ばせてもらった現場です。僕個人としては、これまでは舞台が多かったので、あまり映像作品をやったことがなくて。映像のお芝居はこうやっていくんだと感じられたことも大きかったです。またウルトラマンをやっていると、キャラクターに声をあてたり、イベントでフリートークをしたり、ショーをやったりと、エンタメのあらゆる要素を経験することができるんです。何段階もスキルアップできたのではと感じています!」。

濱田「そうですよね!いろいろなことが経験できる。『ジード』はアクションも多かったので、坂本(浩一)監督と一緒にアクションの練習をしたり、実際にショーでアクションを披露したりしたこともあります。そしてやっぱりイベントで子どもたちに会うと、そこでもらうものは大きいですね。僕はウルトラマンになるのが夢だったので、羨望の眼差しでウルトラマンを“見ている側”だったんです。イベントで“見られる側”になって、改めて『みんなこんな顔でウルトラマンを見ているんだ』と思った時に、責任感も感じて。本当にたくさん成長させてもらったと思います」。

ーー濱田さんの胸には、ずっとウルトラマンがい続けていることが感じられますね。

平田「やっぱり、僕たちがロッソであり、ブルであり、ジードであるということは、ずっと変わらない。龍臣くんを見ていてもそうですし、舞台挨拶でつるの剛士さんとお会いしても、それはすごく感じました!先輩もいるし、今後、僕たちの後輩も増えていくと思いますが、そのつながりも大事にしていきたいですね」。

小池「僕たちは一度、この劇場版で区切りとなりますが、ロッソもブルもイベントに出演する機会もあると思いますし、ずっと生き続けていくものですよね。僕自身、ダイナを見るとつるのさんが思い浮かぶし、ガイアを見ると吉岡(毅志)さんが思い浮かびます。そう考えると、自分が生き続ける限り、いや、死んでもこの世に“ヒーロー”として残るものに出会えたということ。それって本当にすごいことですよね。うれしいですし、責任感も覚えます」。

濱田「僕は生涯現役でウルトラマンでいようと思っています!イベントで各地をまわって、子どもたちに憧れの眼差しで見られることで、『夢のヒーローでいるべきだ。正義であって、みんなの道を照らす光でなければいけない』と実感しました。円谷さんからお声がけいただければ、いつでもリクになれるようにしています。自分の身をいくらでも捧げたいと思うし、ウルトラマンのためだったらなんでもしようと思っています!」。

【写真を見る】笑顔の絶えない平田雄也&小池亮介&濱田龍臣、とっても仲よし!
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ーーウルトラマンとの出会いは、とても大きなものですね。そんな皆さんにとって、初めて観たシリーズを教えてください。

平田「世代的にはティガ、ダイナ、ガイア世代です。当時の思い出があったので、ウルトラマンというと神々しくて、ドッシリとしたイメージがあったんです。でも『R/B』は会話も多くて、コメディタッチなホームドラマの部分もある。自分が思い描いていたウルトラマンとはまた違ったウルトラマンを生み出すことができたのではと思っています」。

小池「僕もティガ、ダイナ、ガイア世代です。ガッツリ観ていましたね、最初に観たのはティガだったんですが、僕の生まれた年に放送されているので、再放送を観ていたのかな。最近のウルトラマンではいろいろなドラマが生まれていましたが、『R/B』は本当に普通の人がヒーローになる話でした。スタッフさんと話していても『やったことのないウルトラマンを作っている。新しいものを作っていこう!』という意気込みを感じていましたし、皆さん『主人公が2人いるし、兄弟ものって大変だな』とおっしゃっていて、手探りで進んできました。その集大成が今回の劇場版だと思っています」。

平田「2人でやれて、本当によかったなと思っています。亮介とは初めて会った瞬間から、パッと仲よくなれたんです。こういった作品をつくるうえで、ものすごいいい出会いだったなと思います。これからもこの関係性は続いていくと思うし、ほかの現場でも会えたらすごくうれしいですね。なんだか不思議な感じになると思いますが(笑)!」

小池「本当にすぐ仲よくなれたんですよね。もちろんイベントにも2人で行くんですが、フリートークだと相性がよくないと、なかなか難しいところもあるじゃないですか。でも本当に自然に楽しくできるので、ありがたいです」。

濱田「兄弟っていいですね!僕のウルトラマンとのファーストコンタクトは、4歳のころに観たネクサスです。マックス、メビウスもリアルタイムで観て、コスモス本編も映画三部作もすべて観て、『ウルころ』(「ウルトラマンボーイのウルころ」)も観ていました!アームドネクサスや、マックスギャラクシー、ガンフェニックスも全部買ってもらって、クロムチェスターもα、β、γを買って…」

平田&小池「なに、それは!? すごい詳しい!」

濱田「グッズもめちゃめちゃかっこいいんですよ。楽しかったなあ!僕、本当にウルトラマンが大好きで!『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!』のブルーレイの特典には、僕が幼稚園生のころに撮られたホームビデオが収められているんです(笑)。そこで僕は『将来は、ウルトラマンになりたいです!』と言っているんですよ」。

平田「それって、すごい夢のある話だね!」。

小池「夢は叶うんだって思える!」。

濱田「そう!夢は叶う。僕も夢のヒーローでありたいと思っています」。

ーーそんな専門家の濱田さんからご覧になって、今回の「ウルトラマンR/B」はいかがでしたか?

濱田「ものすごい異色作だったなと思います。これまでは主人公はあくまで1人でした。その常識を壊して、2人が主人公というのはどうなるんだろうと思って観ていましたが、おもしろかったですね!どの話にもメリハリがあって、コミカルな部分もあって。『妹のアサヒが実は…』という最終話の落とし込み方もおもしろかった。映画の設定はそこから1年後ですが、家族をテーマにしている『R/B』だからこそ、人間らしい葛藤や絆がすばらしく表現されていると思いました」。

平田&小池「ありがとう!うれしいなあ」。

平田「『R/B』が貫いてきた絆が、劇場版にも投影されていると思います。『R/B』らしさを是非楽しんでいただきたいです」

小池「ウルトラマンだからこそではなく、誰もが抱く悩みが描かれているので、いろいろな方に共感していただける作品になっていると思います!」。

『劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』は公開中
『劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』は公開中[C]劇場版ウルトラマンR/B製作委員会

取材・文/成田 おり枝

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