パンツにこだわる仮面ライダーが語る劇場版の見どころは?

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パンツにこだわる仮面ライダーが語る劇場版の見どころは?

テレビ版だけでなく、春、夏、冬と年に3回も劇場版が公開されるなど、爆発的な人気を誇る「仮面ライダー」シリーズ。今回は、現在放送中の「仮面ライダーオーズOOO」で主役を演じる新鋭俳優・渡部秀が、自身がドラマで歌うエンディングテーマや最新作劇場版『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE』(12月18日公開)の見どころについて語ってくれた。

――もともと「仮面ライダー」の大ファンだとお聞きしましたが、主演が決まった時はどんな気持ちでしたか?

「これまでの人生の中で一番嬉しかった瞬間ですね。もともと仮面ライダーになりたくて、この業界に入ったぐらいですから。オーディションから結果発表までは不安で眠れなかったけど、決まったら今度は嬉しすぎて眠れなくなってしまって(笑)。その日のうちに過去作のDVDを改めて借りてきて、仮面ライダーらしい演技を一から勉強し直しました」

――特に影響を受けたのは、どの作品でしょうか?

「仮面ライダーって、作品ごとに主人公の性格や設定がバラバラなんです。今回、僕が演じる火野映司と似た性格の主人公が登場する仮面ライダークウガと仮面ライダー龍騎を何度も見て、表情の作り方などを参考にしました」

――火野映司というキャラクターを、どのようにとらえていますか?

「すごくマイペースで自由奔放だけど、敵に立ち向かう勇気と強さを持ったキャラクターです。僕自身もマイペースなんで、結構似たところがあるかもしれません。ただ“パンツにこだわりがある”という設定は、初めて聞いた時はビックリしました。毎回オシャレなパンツが履けるのは楽しいけど(笑)。その中に小銭を包んで歩いたりするような、少し変わったシーンを撮る時はいつも大変です」

――戦闘シーンで流れる劇中曲も話題になっていますが、主演と共に楽曲も担当した感想はいかがですか?

「ずっと歌いたいって思っていたので、お話をもらった時はメチャクチャ嬉しかったです。レコーディングの時は、僕自身と火野映司としての思いを込めて歌いました。戦闘シーンで流れる曲なのですごくパワフルなんだけど、たまに入る静かなパートで、映司の普段は見せない陰の部分も表現しています。その辺りにも注目してもらえると嬉しいです」

――ちなみに「仮面ライダーオーズOOO」は、ベルトに3枚のメダルを挿入することで変身しますが、その組み合わせ次第で、変身フォームは200種類を超すと聞きしました。各フォームごとにバトルソングが歌われたりするのでしょうか?

「さすがに200曲は多いですね(笑)。今のところ、まだ2フォーム分しか曲はないですけど、これからも各フォームに合わせて曲が歌えたら嬉しいです。実は、今出ている曲にも仕掛けがあって、全体を3つのパートに分けることができるんです。それを組み替えたり別の曲とくっつけることで、いろんなバージョンが作り出せるので、ファンの皆さんにはドラマ本編はもちろん、音楽面でも楽しんでほしいですね」

――撮影やレコーディングで大忙しの渡部さんですが、休日はどのように過ごされていますか?

「家でテレビを見たり、友達と遊びに行ったり、普通のことをしていますね。あと勉強を兼ねて、よく映画を見に行きます。最近見た中だと『インシテミル』が面白かったですね。崖っぷちに立たされた人間がとる行動とか、すごく参考になりました。そのうち『仮面ライダーオーズOOO』の劇中でも、その学習の成果が披露できるかもしれません」

――年末には劇場版『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE』が控えていますが、その見どころについて聞かせてください

「何と言っても3つのエピソードを一挙に楽しめるのが最大の魅力ですね。1本目は『仮面ライダーW』の人気キャラクター、仮面ライダースカルにクローズアップした『仮面ライダースカル メッセージforダブル』。過去の世界を舞台にした物語なんですが、そのなかにオーズのキャラクターもちょっとだけ出てきます。2本目は、現代によみがえった織田信長とオーズが戦う『仮面ライダーオーズ ノブナガの欲望』。バトルだけじゃなく、映司とノブナガの友情も描かれた感動作に仕上がっています。そして3本目が、Wとオーズが協力して、悪の仮面ライダーと戦う『MOVIE大戦CORE』。地球の核を舞台に、メチャクチャ派手なバトルが展開します。テレビ版ではまだ登場していない新しいフォームにも変身するので、楽しみに待っていてください!」

劇場版の公開に向け、ますます盛り上がる「仮面ライダーオーズOOO」。今後も新たな変身フォームやアイテム、敵キャラクターも続々登場するとのことなので、主演&劇中曲をこなす渡部秀の活躍共々、その展開からは目が離せない。【トライワークス】

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