松平健演じる佐々木小次郎の“燕返し”も!アクションシーン満載『武蔵ーむさしー』予告編が完成
こだわり抜かれた映像と殺陣で、多くの時代劇ファンから圧倒的な支持を集める三上康雄監督の『蠢動ーしゅんどうー』(13)以来となる最新作にして、すでに全世界公開が決定している本格正統時代劇『武蔵ーむさしー』(5月25日公開)。このたび本作から、武蔵ファン待望のアクションシーンがふんだんに収められた予告映像が到着した。
史実に基づくオリジナルストーリーで、のちに「宮本武蔵」として吉川英治の小説などで語り継がれる武蔵と、彼に関わる人物たちを描きだした本作。21歳で剣術の名門・吉岡家に挑むため京にやってきた新免武蔵。彼は吉岡清十郎と吉岡伝七郎、吉岡一門数十名らと一乗寺下り松で決闘を繰り広げるのを皮切りに、鎖鎌の宍戸や十字槍の道栄とも戦っていく。そしてついには、細川家の剣術指南となった佐々木小次郎と雌雄を決することになる。
このたび到着した予告映像では、細田善彦演じる武蔵の立ち回りや松平健演じる佐々木小次郎の“燕返し”など、本作のアクションシーンが満載。さらに原田龍二や水野真紀、目黒祐樹、若林豪、清水綋治、中原丈雄ら豪華俳優陣の姿が映し出されていき、終盤には武蔵と小次郎が対峙する瞬間も。
「念入りに調べた史実を知ってもらいたい」と本作に込めた強い想いを明かす三上監督は、史実に基づき小次郎の年齢を50歳半ばに設定。若さみなぎる武蔵と円熟の小次郎の巌流島の決闘について「円熟の剣の達人に、武蔵は勝てるのか?勝てるとしたらどのように?という緊迫感をお届けしたい」と語る。
また「武蔵が戦う相手は最強でなければならない」という理由から、小次郎役に配された松平は「武蔵との対決だけが注目されがちな小次郎だけれど、戦いに赴いた理由など、小次郎の背景が描かれていて演じ甲斐があった」と振り返る。時代劇に精通した監督と、屈指の時代劇スターが集結して描きだされる“本物の武蔵”。その全貌が明らかになる瞬間まで、期待はふくらむばかりだ。
文/久保田 和馬