コナン、山崎育三郎&河北麻友子の英語セリフに「かっこいい!」特製ケーキと色紙をプレゼント
人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版第23弾『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』(4月12日公開)の公開アフレコイベントが3月14日に東京都内で開催され、ゲスト声優を務める山崎育三郎、河北麻友子が出席。コナンが見守るなか、英語セリフのアフレコにチャレンジした。
“劇場版史上初”の海外となるシンガポールを舞台に、コナンと、その宿命のライバルである怪盗キッド、そして最強の空手家・京極真が、マリーナベイ・サンズ近郊で起きた殺人事件や巨大な陰謀に巻き込まれていく姿を描く本作。山崎が演じるのは、シンガポールの名探偵とも呼ばれ、コナンやキッドと敵対するレオン・ロー役。河北は、レオンの秘書で謎多き女性、レイチェル・チェオング役を演じる。
レオンもレイチェルも出演パートの大部分が英語のセリフとなるが、高校時代にアメリカに1年間の留学経験がある山崎にとっても、英語での演技は初めてとのこと。山崎は「小さなころから見ていましたし、いま日本で最も注目されている作品でもありますので、プレッシャーもありましたが、光栄でした」とニッコリ。
「英語でのお芝居は、初めて。河北さんに教えてもらいたいなという話をしていた」と16歳までニューヨークに住んでいた河北に教えを請うつもりだったそうだが、「まったく教えてもらえなかった。河北さんは先に収録をされて、僕が(現場に)到着したころにはもういらっしゃらなかった」と明かすと、河北は「帰ってしまいました。すいません!」とお茶目な笑顔で謝罪。「私は日本語のセリフのほうが不安で。でも山崎さんもアドバイスしてくれなかった」と続けると、山崎は「それは監督の仕事です」とツッコむなど、丁々発止のやり取りで会場を笑わせていた。
しかしながら英語の先生についてもらって、発音指導を勉強してからアフレコに臨んだという山崎。アフレコでは、すでに吹き込まれていたレギュラー声優陣のエネルギーに驚いたそう。「同じ熱量で向かっていかないと、この世界にはハマらないと思った。劇場でしゃべるくらいの幅の広さで表現してやっと、監督から『そちらの方向で』と言われた」と舞台俳優としての経験を生かしながら、トライしたという。
この日公開されたアフレコでは、山崎が美声を響かせ、河北も流暢な英語を披露するなど、コナンも「とってもかっこいい!」と褒めるほどの演技を見せた2人。お礼の意味を込めてコナンからマーライオン型特大ケーキをプレゼントされるひと幕もあり、笑顔を弾けさせた。さらに原作者の青山剛昌から彼らが演じたキャラクターのイラストを描いた色紙も届き、山崎が「マーライオンよりうれしい!」、河北も「うちに飾りたい!」と貴重なプレゼントに大感激していた。
取材・文/成田 おり枝