小松菜奈が門脇麦に強引キス!『さよならくちびる』最新予告映像が完成
興行収入30.7億円を記録した『黄泉がえり』(02)で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞するなど、国内外から高い評価を獲得している塩田明彦監督が監督・脚本・原案の3役を務めた『さよならくちびる』が5月31日(金)から公開される。このたび本作の最新予告映像が解禁された。
本作は3人の若者の姿を描き出した青春音楽ロードムービー。インディーズ音楽シーンで話題を集めた2人組女性バンド“ハルレオ”は、お互いそれぞれの道に歩みだすため解散を決意。レオ(小松菜奈)とハル(門脇麦)、そしてバンドのサポートをするシマ(成田凌)の3人で解散ツアーとして全国を巡るなか、レオはシマに、シマはハルに想いを寄せるようになり、ハルはレオに友情を超えた感情を抱くようになる。
このたび解禁された予告映像では、秦基博が手がけた主題歌「さよならくちびる」と、あいみょんが作詞作曲を務めた「たちまち嵐」とともに、じれったい三角関係にもがく不器用な3人のやり取りが描かれていく。衝突し合いながら少しずつ秘めた想いを吐露する3人。そして、涙を浮かべるハルを自動販売機に押し付けるようにして、強引にくちびるを奪うレオの姿も。
また、劇中で小松と門脇の2人は“ハルレオ”の楽曲を実際に自らの歌声と演奏で披露している。初めて歌唱演技に挑んだ小松は、門脇と数か月にも及ぶトレーニングを経て、息の合ったコーラスと完璧なギター演奏をこなすほどに上達。2人の儚く切ない歌声によってエモーショナルに描き出されたライブシーンは要注目だ。
これまで『害虫』(02)や『カナリア』(04)など、繊細で複雑な若者の心理を丁寧に描き出してきた塩田監督が初めて挑む“音楽映画”であり、今や日本映画界を牽引する若手実力派俳優3人と初タッグを組む本作。どのような作品に仕上がっているのか、期待しながら公開を待ちたい。
文/久保田 和馬