アンジー初監督作、サラエボでの撮影開始!期間は短縮へ

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アンジー初監督作、サラエボでの撮影開始!期間は短縮へ

ハンガリーで撮影されていたタイトル未定のアンジェリーナ・ジョリー初監督作の撮影場所が、予定より遅い17日からボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエボに移ったが、当初予定していた10日間の撮影期間を3日間から4日間と大幅に縮小したことがわかった。

同作は、1992年から1995年に渡って勃発したボスニア・ヘルツェゴビナ紛争勃発前夜に出会ったセルビア人男性とボスニア人女性のラブストーリーだが、国内ではセルビア人男性にレイプされたイスラム教のボスニア人女性との愛の物語と報じられたため、紛争犠牲者となった女性団体から抗議の声が上がり、一時期、同国から撮影許可を取り消されたという経緯がある。

アンジーが、「判断は映画を見てからにしてほしい」と声明を出したことで撮影が許可されたが、同作のプロデューサーであるエデン・サーキックの話としてWENN.COMが報じたところによれば、いまだ国内では反対派も多いためアンジーの身の危険を配慮したうえで、「当初、ボスニアで撮影するはずだったシーンの多くを、ハンガリーで撮影することにしました。初日のボスニアでの撮影にはアンジェリーナや俳優たちは来ていませんが、アンジェリーナは誤解を解いて、このプロジェクトについて理解してもらうために、手紙のやり取りをしている女性団体に出向いて直接話をする予定」だとか。

映画というメディアを通じて、国境と宗教を超えた真の国際親善大使として闘い続けるアンジーの功績は計り知れない。【NY在住/JUNKO】

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