ISSAの登場に子どもたちが大興奮!“自由気まま”に行きたい場所は「U.S.A.」
来年で原作誕生から75周年を迎える「きかんしゃトーマス」シリーズの劇場版最新作『映画 きかんしゃトーマス Go!Go!地球まるごとアドベンチャー』(公開中)の公開記念舞台挨拶が7日、新宿バルト9で開催。本作のゲスト声優を務めたDA PUMPのISSAが登場すると、会場に詰めかけた子どもたちから大きな“ISSAコール”が湧き上がり、その人気の高さを見せつけた。
本作は、トーマスが新たな仲間とともに世界中をめぐる大冒険を繰り広げていく物語。ソドー島で重い貨車の列に悪戦苦闘していたトーマスは、世界一周ラリーに参加するために島を訪れたレーシングカーのエースと出会う。彼の話にたちまち魅了されたトーマスは、世界一周する初めての機関車になるためアフリカ行きの船に乗り込み、冒険の旅へと出発することに。
昨年「U.S.A.」で社会現象を巻き起こしたISSAは、一足先に登壇していたトーマスとの再会に顔をほころばせると、「歴史ある作品に参加できて嬉しく思います」と述懐。そして自身が演じたエースというキャラクターについて「自分のことをカッコいいと思っている自惚れ屋さんで、わがままなレーシングカー。トーマスを連れ出すというよりは、若干そそのかしているようなところがあって、でもトーマスが純粋なので一緒に旅が始まるんです」と説明。
ISSA自身、すっかりエースに魅了されている様子で「スピードが大好きで危険を顧みないのが魅力」と語ると、トーマスからは「エースは360度回転ができてカッコいい」という言葉も。そんなトーマスが「初めて出会う動物たちに驚いた」と冒険を振り返りながら「エースは動物が苦手なんだっけ?」と訊くと「トーマス、それは内緒だぞ〜」と即座に反応するISSA。「エースは臆病な部分がある。僕も基本的にお化け屋敷とか苦手なので」と、キャラクターとの共通点を明かした。
さらに劇中では歌声も披露しているISSA。「“自由気まま”がエースの特徴なので、自由に表現させてもらいました」と振り返ると「自分が22年間つちかってきたものとか、いろいろな気持ちで歌わせていただいた。技術的な部分よりもエースの気持ちになって、感じたままに歌ったことがよかった」と語り、実際にワンフレーズを生披露。会場は大喝采に包まれた。
そして「エースに聞いてみたいこと」としてTwitterで募集された質問に答えていくISSAは、最初の質問の「どうやったら自信をつけることができるか?」に「自身がつくまで思ったことをやる。やり続けることで自信にもつながる。諦めずにやることが大事」と力説。つづけて、エースというキャラクターの性格にちなみ「自由気ままにどこでも行けるなら?」とか訊かれると「“U.S.A.”でお願いします」と即答。「この前の会見の時に普通にセネガルと答えてしまって、『U.S.A.じゃないんですか?』って言われてしまったので、やっと言えました」と笑いを誘った。
取材・文/久保田 和馬