『レ・ミゼラブル』監督のもと、各界大物スターの才能が融合!? 映画版『キャッツ』最新情報
また映画版でオリジナリティが加えられるのは、ダンスの振り付けだ。大ヒットしたブロードウェイミュージカルの「ハミルトン」や2016年のブロードウェイミュージカル「キャッツ」を手がけた振付師のアンディ・ブランケンビューラーが、本作の振付を担当。ヒップホップやバレエ、タップの要素が盛り込まれるのだという。
以前から「猫好き」で知られるミュージシャンのテイラー・スウィフトは、今年の1月に、“Meow”(にゃー)とだけキャプションし、背景に「ボンバルリーナ」と書かれた専用トレーラーでくつろぐ自撮り写真をインスタグラムにアップ。本作への出演をSNSで自らファンに報告した。
振付師のブランケンビューラーは、スウィフトは本作に全身全霊で取り組んでいた、と語っている。「彼女は作品のために全てを注げていた。僕が休憩していると、“あなたのオフィスでダンスを練習してもいい?”と言ってやってきて、自分の限界まで頑張っていたよ。そのおかげで彼女のシーンはとても素晴らしいものになった」とコメントしている。
スウィフトのようなミュージシャンや、フランチェスカ・ヘイワードのようなバレリーナ、大御所女優のジュディ・デンチなど、ダンスや歌唱経験のレベルが異なるアーティストたちの共演が実現できたのは、映画版では複数の場所が舞台になるからでもあるそうだ。ごみ捨て場だけが話の背景となる舞台版とは異なり、民家や車、パブなど、ロンドンの様々な場所を背景に、個性的なキャラクターが登場するシーンが設けられている。
歌、ダンス、演技など、多岐にわたる才能が融合する映画版『Cats』の公開は、今年の12月20日(木)を予定している。
LA在住/小池かおる
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