シネマコン2019でわかった、今年の映画館を彩る各スタジオの話題作は?
●ディズニー
21世紀フォックスの吸収合併が現実化し初めてのラインナップ発表は、怒涛の公開スケジュールとなった。ディズニーのラインナップの『アベンジャーズ/エンドゲーム』、ウィル・スミス主演の実写版『アラジン』(6月7日公開)、『トイ・ストーリー4』(7月12日公開)、超実写版『ライオンキング』(8月9日公開)、『アナと雪の女王2』(11月22日公開)、『スター・ウォーズ/ライズ・オブ・スカイウォーカー(原題)』(12月20日)、そしてフォックスの『X-MEN ダーク・フェニックス』(6月21日公開)、クリスチャン・ベールとマット・デイモンが共演する『Ford vs Ferrari(原題)』のほか、Foxサーチライト作品やFox2000作品など、多くのラインナップを抱えている。今後、公開日の調整などを行っていくのだそうだ。
●パラマウント
ブライアン・シンガー降板後に『ボヘミアン・ラプソディ』(18)を完成させた監督として名を馳せたデクスター・フレッチャーが監督するエルトン・ジョンの半生記『Rocketman(原題)』で幕を開けたパラマウントのラインナップ発表。ジェームズ・キャメロンが製作と脚本に名を連ねる「ターミネーター」シリーズ最新作『Terminator:Dark Fate(原題)』の出演者に並び、元祖『ターミネーター』(84)のアーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンが登壇し、場内は大歓声に包まれた。さらに、アン・リー監督とウィル・スミスがタッグを組む『Gemini Man(原題)』、日本のゲームが原作の『Sonic The Hedgehog(原題)』からはドクター・エッグマンを演じるジム・キャリーがポップコーン片手に登場し、スタジオCEOに投げつけるという余興を見せた。
●ライオンズゲート
シネマコンにて上映が組まれているシャーリーズ・セロンとセス・ローゲンの『Long Shot(原題)』を中心に、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(17)のライアン・ジョンソンが監督する『Knives Out(原題)』(出演:クリス・エヴァンス、ダニエル・クレイグ、ジェイミー・リー・カーティスなど)、そしてキアヌ・リーブスの新しい当たり役としてシリーズ化している『John Wick:Chapter 3 Parabellum』からはハル・ベリーが登場した。
取材・文/平井伊都子